第三百八十一話
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第三百八十一話 そのままでいく
春奈は兄の言葉も聞いてだった、自分の部屋で自分達の使い魔であるイーとリャンに対して机に座りながら話した。
「お父さんもお母さんもお兄ちゃんも言ったから」
「だからですね」
「コンタクトにはされないですね」
「それは止められますね」
「そうされますね」
「そうするわ」
こう話した。
「眼鏡でいくわ」
「やはり目の中に入れることですね」
「このことが問題ですね」
使い魔達もこう言った。
「寝る時に外せばいいですが」
「忘れたりしますと」
「万が一があるから。眼鏡だと忘れないけれど」
春奈は自分の眼鏡に手を当てて言った。
「かけているから」
「左様です、眼鏡は忘れないです」
「かけたまま寝られる方もおられないです」
「ですがコンタクトは」
「中に入れたままですと」
「忘れるかも知れないわね、ずっと入れたままだとよくないから」
目の中にというのだ。
「私は眼鏡のままにするわ」
「はい、我々もです」
「それがいいと思います」
「目にとっては」
「やはり裸眼が一番だと思いますが」
「裸眼だと見えにくいからね」
春奈の視力ではだ、七人の同じ学園の魔女達の中では一番視力が低い。このことは春奈自身自覚している。
「だからね」
「眼鏡は必要ですね」
「どうしても」
「ですからもうですね」
「眼鏡でいかれますね」
「そうするわ、コンタクトはもうね」
考えたがというのだ。
「止めるわ」
「わかりました、ではです」
「このお話は決まりですね」
「ずっと眼鏡ですね」
「そうされますね」
「目については」
「変えられませんね」
「そうするわ」
確かな声で答えてだった。
春奈はもう眼鏡でいくことに完全に決めた、コンタクトは危ないと自分の中でも決めたうえでそうしたのだった。
第三百八十一話 完
2021・7・4
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