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伴装者番外編
大好きの理由って、なに?(グレ響バースデー2021)
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はこれからも、響さんを心の底から愛していこう。

「翔くん、最後にもう一つだけ寄りたいお店があるんだけど……」
「どのお店?」
「プレゼントにお菓子も付けておきたくて」
「いいね。じゃあ、選びに行こう」

こうして僕らはプレゼントを揃え、翌日のパーティーに向けて準備を完了させるのだった。

ff

そして、誕生日当日……。

「みゃ〜お、うみゃ〜ん♪」
「えっと……響さん?」
「ん〜?どぉしたのしょ〜♪」

響さんは……何故か猫耳を装着して、にゃあにゃあと甘えて来ていた。

え……どういう事……?
響さん、なんか酔ってない?

確か、未来さんが買っていたお菓子を食べてからこうなったような……。

「……ってこれ、ウイスキーボンボンじゃないか!!」

しかもご丁寧にも手紙が同封されていた。

腕に絡みつく響さんを撫でつつ、テーブルの上に置かれた手紙に手を伸ばす。

そこには未来さんの文字で、こう書かれていた。

【響へ。これを食べれば、翔くんに素直に甘えられるようになる魔法がかかるよ。一緒に猫耳も入れておくから、一緒に使ってみてね。応援してるよ♪未来より】

未来さん……ひょっとしてあの質問、ただ僕を試したってだけじゃ無かったって事!?

なんとも抜け目のない……。いや、甘えん坊な猫耳響さんが可愛いから感謝しかないけど。

「しょ〜、すりすり〜♪」
「ひっ、響さん!?」
「ごろごろ〜♪にゃあ〜ん♪」

訂正、可愛いどころかめっっっっっっちゃ可愛い……。
思わず抱き締めちゃったよ。反則でしょ。

「んみゃ?しょ〜、甘えんぼ〜♪」
「甘えん坊は響さんの方だろ?」
「えへへ〜♪にゃ〜♪」

今度は胸に顔をスリスリしてくる響さん。少し恥ずかしいけど、堪らないねこれ。
さて、この猫さんをこれからどうしてくれようか。

「しょ〜ぉ、ねぇしょ〜ぉ♪」
「どうしたんだい、響さん?」

今度は僕の首に腕を回して、響さんは真っ直ぐに僕を見つめる。

「今日はぁ〜、わたしのたんじょーびれしょぉ〜?」
「そうだね。今日は響さんのお願い、何でも聞いてあげるよ」
「わ〜い♪ん〜とねぇ、それじゃ〜……」

少し小首を傾げて悩んだ後、響さんは僕の頬に頬擦りしながら呟いた。

「わたしのこと、い〜っぱい甘やかして欲しいにゃあ〜……♪」

……………………危ない、意識が飛ぶところだった。

どうしよう、理性を手放して甘える響さんが……いや、響が可愛すぎる。

普段はツンツンしながらずいっと求めてくる響さんが、今はデレッデレでグイグイと求めて来るのが、なんだかすごく胸を刺激する。

でも、なんだか僕の方に踏ん切りがつかない。
情けない事に、未来さんがお膳立
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