大好きの理由って、なに?(グレ響バースデー2021)
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はこれからも、響さんを心の底から愛していこう。
「翔くん、最後にもう一つだけ寄りたいお店があるんだけど……」
「どのお店?」
「プレゼントにお菓子も付けておきたくて」
「いいね。じゃあ、選びに行こう」
こうして僕らはプレゼントを揃え、翌日のパーティーに向けて準備を完了させるのだった。
ff
そして、誕生日当日……。
「みゃ〜お、うみゃ〜ん♪」
「えっと……響さん?」
「ん〜?どぉしたのしょ〜♪」
響さんは……何故か猫耳を装着して、にゃあにゃあと甘えて来ていた。
え……どういう事……?
響さん、なんか酔ってない?
確か、未来さんが買っていたお菓子を食べてからこうなったような……。
「……ってこれ、ウイスキーボンボンじゃないか!!」
しかもご丁寧にも手紙が同封されていた。
腕に絡みつく響さんを撫でつつ、テーブルの上に置かれた手紙に手を伸ばす。
そこには未来さんの文字で、こう書かれていた。
【響へ。これを食べれば、翔くんに素直に甘えられるようになる魔法がかかるよ。一緒に猫耳も入れておくから、一緒に使ってみてね。応援してるよ♪未来より】
未来さん……ひょっとしてあの質問、ただ僕を試したってだけじゃ無かったって事!?
なんとも抜け目のない……。いや、甘えん坊な猫耳響さんが可愛いから感謝しかないけど。
「しょ〜、すりすり〜♪」
「ひっ、響さん!?」
「ごろごろ〜♪にゃあ〜ん♪」
訂正、可愛いどころかめっっっっっっちゃ可愛い……。
思わず抱き締めちゃったよ。反則でしょ。
「んみゃ?しょ〜、甘えんぼ〜♪」
「甘えん坊は響さんの方だろ?」
「えへへ〜♪にゃ〜♪」
今度は胸に顔をスリスリしてくる響さん。少し恥ずかしいけど、堪らないねこれ。
さて、この猫さんをこれからどうしてくれようか。
「しょ〜ぉ、ねぇしょ〜ぉ♪」
「どうしたんだい、響さん?」
今度は僕の首に腕を回して、響さんは真っ直ぐに僕を見つめる。
「今日はぁ〜、わたしのたんじょーびれしょぉ〜?」
「そうだね。今日は響さんのお願い、何でも聞いてあげるよ」
「わ〜い♪ん〜とねぇ、それじゃ〜……」
少し小首を傾げて悩んだ後、響さんは僕の頬に頬擦りしながら呟いた。
「わたしのこと、い〜っぱい甘やかして欲しいにゃあ〜……♪」
……………………危ない、意識が飛ぶところだった。
どうしよう、理性を手放して甘える響さんが……いや、響が可愛すぎる。
普段はツンツンしながらずいっと求めてくる響さんが、今はデレッデレでグイグイと求めて来るのが、なんだかすごく胸を刺激する。
でも、なんだか僕の方に踏ん切りがつかない。
情けない事に、未来さんがお膳立
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ