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約束してしまったので、ご飯を作りに行くことになった。
「本当にいくのかよー 男の部屋だよ 俺は、行かないよ 変なことになったら、耐えられないからな」
「変なことってなによー 守ってくれないんだ」
「自己責任でやってくれ」
「いいよー 舜はそんなことしないもん」
「その割には、いつもより可愛い下着つけてたじゃぁないか 期待しているのか」
「そんなことはないわよー プチ 見てたなぁ―」
ストローハットに花柄のノースリーブのワンピースで出掛けようとしたけど、陽ざしが強く、薄いカーディガンを取りにいった。神戸の駅に着くと舜が迎えに来てくれていた。
「カニ玉の天津飯と鶏団子のスープってどうかしら」
「うん いいねぇ そういうの久しぶり」
「おうちに行く前にどこかで買い物できる?」
途中で買い物をして、歩いて10分ほどで着いた。11階建ての8階だという。
「狭くて、申し訳ないが」と言っていたが、部屋ん中はひんやりしていた。確かに中は細長くて、そんなに広くない感じ。キッチンも狭くて、ここで作れるかしらと戸惑った。とりあえず、カーディガンを脱いで持ってきたエプロンを着けた。
「可愛いね すずりは、何を着ても素敵だよ そのワンピース姿も、きれいだよ」
「ありがとう 褒めてもらうと、やっぱりうれしいわ」
買って来たものを冷蔵庫に入れようとしたら、中は卵とチーズだけで後は、ビールばっかり、そして少しの調味料。
「舜 お料理しているの? ビールばっかり」と中をのぞいていたら、後ろから、抱きしめられて
「外食が多いからね とりあえず、ビールで乾杯しようよ 料理はゆっくりで良いから」
「うーん 下ごしらえだけね 舜は飲んで待ってて」と、身をかわしてたのだ。
お米を研いで、鶏団子の下ごしらえだけして、何にも突き出しが無いので、レタスとトマトにごま油だけかけて
「なんにも、おつまみ無くてごめんなさい」と、言って、長椅子のソファの隣しか座るとこ無かったので、グラスを持って舜の隣に座っていった。
「いや 僕が、悪いんだから 気を使わないでいいよ いつも、そうやって何か作るの?」
「うん お父さんが飲み始めるとね なんか、出してくれって、言うのよー お母さんもお仕事で疲れているだろうからね そんな風に躾られちゃった」
「そうか 親孝行してるんだ」
「大したこと無いよ 普段、好き勝手させてもらってるもん」
一杯だけ軽く飲んで、私は、準備にかかったが、机もせまく、食卓の上で何とかしたが、あまり、食器類もないみたい。それでも、ようやく食べられるようになったのは、3時を回っていた。
「うん うまいよ すずり 上手なんだね」
「ありが
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