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とう 安心したわ 食べてもらえて 他人に食べてもらうのって初めてなの」
「いやいや お世辞抜きでおいしいよ」
「そう でもね 舜 調理器具も食器も少なくて、苦労したわ」
「そうか それはすまない こんなこと、初めてだし 何が要るのかわからないしな そうだ 今度、買い出しに付き合ってくれよ 必要なもの」
「ねぇ それって 又、作りに来いってこと?」
「そうだよ 駄目かい? いいでしよ?」
「嫌じゃぁ無いけど・・ こういうのって、お付き合いしている状態でしょうか」
「僕は、前から、そのつもりだよ すずりのことが好きなんだから」
抱きしめられて、キスをされ、身体が動けなくなってしまった。そのまま、奥の部屋に連れられて、ベッドに倒されてしまっていた。その時、背中のジッパーを下げられるのを感じて、
「嫌 やめて― こういうの嫌です お願い」ようやく、声が出せた。
「そうか すまない」と、離してくれた。
「ごめんなさい 私 そんなつもりで、来たんじゃぁ それに、そんな関係でお付き合いするのは・・ でも、舜のことは好きです」
「わかった 僕が悪かった 君をもっと大事にするよ」と、舜は謝ってきたので、私は、なんだか、舜のホッペにチュッとして、「トイレ借りるね」といって、駆け込んだ。恥ずかしかったのだ。
私は、顔とか服装を整えてから出て行った。
「ごめんなさいね 私、まだ、融通きかなくて 嫌いになった?」
「とんでもないよ 君は、素敵な女性だよ ますます好きになった」
「ありがとう 嫌われなくて、安心した」
「これから ハーバーランドのほうに散歩に行こうか 夕焼けもきれいになるから」
「うん 行こう 行こう」
本当は、抱きしめるだけなら、ずーっと、そうしていて欲しかったんだけど・・。わざと私の胸にあたるように、舜の腕を組んで歩いていた。
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