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八条学園騒動記
第六百二十九話 草原の観光その十二
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「チンギス様の偉大さを」
「描き切っていないっていうの」
「反省していたのよ、だから三期じゃね」
「三期もあるのね」
「宇宙を征服されて」
「今度は宇宙なのね」
「宇宙を完璧に治められるの」
 そうなったというのだ。
「そうした展開なの」
「もう無敵主人公過ぎるわね」
「だってね」
「チンギスさんだから」
「当然よ」
 こう言うのだった。
「やっぱりね」
「どんなチートでも」
「むしろね」
「表現が足りないって言われるの」
「本当に偉大とされているから」
 それ故にというのだ。
「モンゴル人の間じゃね」
「世界帝国を築いた人だから」
「今のモンゴルの祖でもあられるし」
「そこまで崇拝されてるのね」
「もう童話になると」
 このジャンルの話ではというと。
「主人公か主人公を認める様な」
「そんな風に出て来るの」
「日本で言うと」
 ナンはこの国の話もした。
「空海さんか信長さんみたいにね」
「色々出て来るの」
「日本の童話で花咲か爺さんあるでしょ」 
 この時代でも有名な童話の一つである。
「あれね」
「枯れ木に花を咲かせましょうね」
「あのお話にお殿様出るわね」
「あのお殿様がなのね」
「何でも信長さんらしいのよ」
 一説によるとそうらしい。
「言われてみれば似てるでしょ」
「結構短気だしね」
「実際は短気でもなかったらしいけれど」
 家臣には結構優しかったらしい、ただし悪人は許さなかったしいざとなれば苛烈な処置を行ったことは事実だ。
「短気でしょ」
「結構ね」
「それで描写も」
「そういえばどの絵本でもお芝居でも」 
 コゼットはこれまで観てきた花咲か爺さんのお殿様を思い出した。
「信長さんにね」
「不思議に似てるでしょ」
「痩せて口髭があってね」
「結構お顔よくてね」
「信長さんって美形だったのよね」
「妹さんと一緒でね」
 妹のお市の方のことだ。
「そうでね」
「あのお殿様は」
「やっぱりね」
「信長さんらしいのよ、それでね」
「その信長さんや空海さんみたいに」
「それも絶対に悪役や実は小物には描かれないで」
 それでというのだ。
「出て来られるのよ」
「そうなのね」
「もうチンギス様が主人公の童話なんて」
 この時代のモンゴルでは、というのだ。
「幾らでもね」
「あるのね」
「あり過ぎて」
 そしてというのだ。
「数えきれない位よ」
「そこまで多いのね」
「そうなのよ」
「もう英雄中の英雄ね」
「神様の中でも主神だから」
 モンゴルの神々の中でもというのだ。
「凄いわよ」
「モンゴル人のチンギスさんへの想いは何処までも凄いのね」
「そのこと覚えておいてね」 
 ここで全部食べて飲んだ、それでナ
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