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ドリトル先生と幸せになる犬
第七幕その二

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「本当に」
「そうです、生きものは命で」
「それで、ですね」
「そのことを念頭に置いて」
「家族に迎えたらですね」
「一生一緒にいて大事にしないと」
 そうしなければというのです。
「駄目です」
「そうですね」
「そしてふわりのこうしたこの性格はですね」
「はい、とても」
 それこそというのです。
「知る以前でした」
「おもちゃとして可愛がっていただけでしたからね」
「あいつ等はふわりの外見しか見ていなくて」
「性格や頭はですね」
「もう全くです」
「大事なのは内面です」
 先生は穏やかですが確かな声で言いました。
「生きものも」
「外見だけで判断するのは最低ですね」
「はい」
 まさにというのです。
「このことは」
「そうですね」
「ふわりは確かに素晴らしい外見です」
 その可愛い外見のお話もしました。
「トイプードルの中でもです」
「特にですね」
「可愛い娘です、顔立ちも毛並みもスタイルも」
「どれもですね」
「かなりです、ですが」
「性格と頭はですね」
「外見よりも遥かにです」 
 それこそというのです。
「最高です」
「そうですね」
「はい、そのことをわかってもらえると」
 先生としてもというのです。
「僕も嬉しいです」
「そうですね、それで先生がお話してくれた通り」
 ご主人は先生に笑ってお話しました。
「ふわりの動画をです」
「こうしてものを取って来てくれたり大きなものがある場所を教えてくれたり」
「そうした時をですね」
「撮影して」
 そしてというのです。
「ユーチューブに投稿しています」
「そうしてくれていますか」
「はい、そして」
 ご主人はさらに言いました。
「ふわりの散歩の時や普通に家にいる時も」
「動画にですか」
「撮影しまして」
 そしてというのです。
「投稿しています、服を着せた時も」
「リボンを付けたりですね」
「その時もです」
 まさにというのです。
「動画にです」
「あげていますね」
「ケーキをあげたりした時も」
「そうですか」
「それで動画の視聴数がです」 
 ご主人はこちらのお話もしました。
「毎日投稿していますがどれも何十万回もです」
「視てもらっていますか」
「はい」
 実際にというのです。
「そうなっています」
「それは何よりですね」
「抜群に可愛くて頭がいい」
「そうした娘なので」
「大人気です、ですが」
 ご主人はいぶかしむ顔で先生に尋ねました。
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