第一章
[2]次話
チミー=ウィリーのお話U
田舎鼠のチミー=ウィリーは親しくしているピーターラビットのお父さんに森で出会った時に言いました。
「最近胡桃が好きで」
「胡桃かい」
「何処かにいい胡桃の木はないですかね」
「そうだね、胡桃の木ならね」
ピーターラビットのお父さんはチミー=ウィリーの言葉を聞いてこう言いました。
「ここから少し北に行ったらあるよ」
「そうなんですか」
「君はそこには行ったことがないのかな」
「そっちは狐どんがいたり梟の爺様がよく飛んでますから」
「だからなんだ」
「はい、あまり行かないです」
そうしているというのです。
「どうも」
「それじゃあ今日市場に行くと安売りしているからね」
その胡桃がというのです。
「今から行けばどうかな」
「そうですか。それならです」
チミー=ウィリーはピーターラビットのお父さんのお話を聞いて頷いて言いました。
「今から言ってきます」
「そうしてだね」
「はい、胡桃を沢山買って」
そうしてというのです。
「食べます」
「それじゃあね」
「はい、じゃあそういうことで今から」
「市場に行って来るね」
「そうしてきます」
こう言ってでした。
チミー=ウィリーはすぐに市場に向かいました、すると豆や木の実を売っているお店で確かに胡桃が物凄く安く言っていました。
チミー=ウィリーはそれを見てすぐにお店の前に来ました、そうしてすぐに胡桃を沢山買おうとしましたが。
胡桃はどれも殻のままです、中身はその中にあります。それでチミー=ウィリーは店長の栗鼠のお爺さんに言いました。
「全部殻のままじゃないか」
「そう、だから食べたいならね」
「殻を全部割ってかい」
「そうしてだよ」
そのうえでというのです。
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