第二十話 ゴールデンウィークの予定その三
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「アイルランドにも」
「あの国にもですか」
「そして日本でもです」
国内でもというのだ。
「何かとです」
「お仕事で、ですか」
「巡っています」
そうしていることを話した。
「それで時々です」
「事務所におられないんですね」
「その時は代理の方に来てもらっています」
そうしてもらっているというのだ。
「この方も確かな方なので」
「占いは当たりますか」
「左様です」
「そうなんですね、そういえば速水さんよく一枚で占われますね」
「出したカードで、ですね」
「タロットは他の占い方もありますね」
「ケルト十字や円もあります、そして他にもです」
さらにというのだ。
「あります、依頼の都度です」
「変えていますか」
「どのやり方で占うか」
このことはというのだ。
「その方の依頼に応じまして」
「変えていますか」
「そうしています」
こう咲に話した。
「私は」
「そうですか」
「一枚で占う時も多いですが」
それでもというのだ。
「必要とあればです」
「本格的な」
「そうした占いもです」
「されていますか」
「一番多いのはケルト十字ですね」
この占い方だというのだ。
「よくわかりますので」
「だからですか」
「大アルカナだけでなく小アルカナも使います」
こちらもというのだ。
「そうしています」
「絵のあるのだけじゃないんですね」
「私の占いは」
タロットのそれはというのだ。
「左様です」
「カードを全て使われて」
「そしてです」
「占われますか」
「その占い方もです」
それもというのだ。
「その都度です」
「変えられますか」
「そうしています。ですが」
速水はさらに話した。
「基本は大アルカナの二十二枚で占い方もです」
「ケルト十字ですか」
「そうなのです」
「基本はあるんですね」
「はい」
「そうなんですね、そういえば」
ここで咲は速水に真顔になって問うた。
「この前政治家の」
「政治家の方もよく来られます」
「このお店には」
「経営者や官僚、タレントやスポーツ選手も」
「そうなんですね」
「サラリーマンの方も来られますが」
速水はさらに言った。
「そうした方もです」
「来られますか」
「色々な方が。そして」
「占ってるんですね」
「私の占いは来る者は拒まずです」
速水は微笑んで述べた。
「私のところに来られて占って欲しいと言われて」
「お金を支払えば」
「それで、です」
「占われますか」
「そうしています、あと貴女とはじめてお会いした時の様に」
「さっきもでしたね」
「無料で即席で占わせてもらうこともあります」
その場合もあるというのだ。
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