第四百七十二話 【訓練】流れる汗その十四
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「私達の世界だと」
「やっぱりそうにゃ」
「別に田舎でもないわね」
「明石もそう思うにゃ」
「そっちの世界ではそうでありんすか」
ゆうぎりは二人の話を聞いてこう述べた。
「そうした世界もあるでありんすな」
「大きなお城も街もあるにゃ」
明石はゆうぎりにこう答えた。
「だからにゃ」
「佐賀城と佐賀の街でありんすな」
「そうにゃ、大きいにゃ」
「こっちの世界でもあるでありんすが」
「やっぱり佐賀ってね」
「マイナーという意識があるわ」
木野愛と純子も言った。
「私達の世界では」
「どうしてもね」
「そうかな。食材はいいけれどね」
司はこのことから話した。
「俺も五代さんと同じでね」
「マイナーとは思われないですか」
「司さんも」
「うん。それに俺マイナーとかそういうのどうでもいいし」
こうも言うのだった。
「大事なのはいい食材があるかどうかだね」
「ラーメンはいいな」
女木鳥は自分の得意ジャンルから述べた。
「そう思うと佐賀県も決して悪くない、ただ」
「ただ?」
「ただっていますと」
「巽さんのテンションが時々気になる」
彼のそこはというのだ。
「異様な時があるとな」
「もうそこは気にしたら負けだろうな」
すねこすりが言ってきた。
「この人については」
「やはりそうか」
「ああ、じゃあまた訓練するからな」
「うむ、その時はラーメンを食うか」
「今度岡山のラーメン作ってくれよ」
「わかった、そうさせてもらう」
「ではまた訓練だ」
長門はすねこすりと女木鳥の話が一段落したところで述べた。
「皆で汗をかいて強くなるぞ」
「わかった、では再開しよう」
エンタープライズが応えた、そうして戦士達はまた訓練に入ったのだった。
第四百七十二話 完
2021・5・15
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