第四百七十二話 【訓練】流れる汗その十三
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「いつもの行い振り返れよ」
「俺が過去を振り返ると思うか」
「だからそれをしろよ」
サキは少し怒って言った。
「だからそう言われるんだろ」
「というかクマ」
「この人も破天荒過ぎるウサ」
クマとウサギが言ってきた。
「佐賀県愛は確かウサが」
「ちょっと無茶が多いクマ」
「無茶は時として必要にしても」
順子も言ってきた。
「巽君は色々と問題ね」
「全くクマ」
「そう言うしかないウサ」
またクマとウサギが言ってきた。
「破天荒過ぎるウサ」
「何かにつけてそうクマ」
「ひびきさんもそうだけれど」
らぁらも言ってきた。
「巽さんはどうもね」
「ひびきさん以上プリよ」
「そうよね」
みれぃにも応えた。
「見ていたら」
「悪い人じゃないプリが」
「破天荒過ぎるわね」
「そこが問題プリ」
「破天荒でないとだ」
巽は平然として言った。
「佐賀県はメジャーになれないのだ」
「佐賀県ってマイナーなんだ」
五代はそのことを知らなかった。
「そうなんだ」
「よく言われるんです」
リリィが答えた。
「佐賀県は」
「俺はそうは思わないけれど」
「そうですか?」
「別にね。行ったこともあるけれど」
その佐賀県にというのだ。
「いいところだよね」
「うがうが」
たえはその五代の後ろで頷いている、五代はそのたえを見てそのうえで笑顔になってリリィに顔を戻して話した。
「たえさんもそうだって言ってるよ」
「たえさんの言葉もわかるんですね」
「何となくだけれどね」
リリィに笑顔で答えた。
「わかるよ」
「やっぱり五代さんは凄いです」
リリィは素直に感嘆した。
「器が違います」
「そうかな」
「はい、それで佐賀県はですか」
「マイナーとはね」
そうとはというのだ。
「思わないよ」
「そうなんですね」
「特に」
そこはというのだ。
「そうだよ」
「そうですか」
「佐賀県って確か肥前にゃ?」
「そうね」
綾波は明石の言葉に頷いた。
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