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八条学園騒動記
第六百二十八話 冷気と風その十一

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「戦っているうちにね」
「大帝国になったの」
「戦っているうちにモンゴル民族を統一して」
「テムジンさんが」
「それでチンギス=ハーン様になられて」
 そしてというのだ。
「それでね」
「そのうえでなのね」
「あちこちと引き続いて戦っていたら」
「大帝国になったの」
「それで出来た国なのよ」
「気付いたら大帝国ね」
「まあその間ね」
 大帝国になる間にというのだ。
「逆らう者は皆殺しだったけれど」
「それが怖かったのよ」
「今は違うけれど当時の草原はそうだったから」
「逆らうとなのね」
「容赦しない世界だったから」
「逆らうと皆殺しだったのね」
「ええ、けれど従うなら」 
 これもモンゴル帝国だった。
「その文化や宗教は認めて」
「一切手出ししなかったのね」
「有能なら誰でも用いていたし」
「モンゴル人でなくても」
「そりゃ当然モンゴル人第一だったけれど」
 モンゴル人の国だけあってだ。
「従って有能ならね」
「誰でもなのね」
「用いていたし」
「いい面もあったっていうのね」
「そのモンゴル帝国もね」
 悪名高い国でもあるがというのだ。
「それで今の私達は」
「そうした人達ね」
「素朴で心優しいっていうね」
「そうした人達になったのね」
「ええ、だから安心してね」
 そしてというのだ。
「よかったら来てね」
「そこで宣伝ね」
「草原を見てそこでの生活を体験して」
 そのうえでというのだ。
「草原の食事を楽しむ」
「その為になの」
「モンゴルに来てね」
「それ観光の誘い?」
「観光産業もあるから」
 ナンはコゼットに観光のことも話した、モンゴルの観光がどういったものかここで話すのであった。


冷気と風   完


                   2021・7・16
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