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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第三百二十八話 大晦日その四

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「寒いから」
「おうどんなんだ」
「食べるのはね」
「お蕎麦よりも」
「私はそうだったわ、けれど一番は」
「北海道だと」
「ラーメンよ」
 僕に笑って話してくれた。
「何といっても」
「やっぱりそうだね」
「北海道は有名でしょ」
「札幌ラーメンだね」
「小樽や函館、稚内も有名だから」
 北海道のそれぞれの地域でというのだ。
「寒いから脂の多いね」
「そうしたラーメンだね」
「それが主流でね」
「一番食べるね」
「そうなのよ、けれどおうどんも」
「あったまるよ」
 僕は香織さんに笑顔で話した、お話をしながら内心おうどんそれもかなり熱いあんかけうどんを食べたくなった。
「何といってもね」
「そうよね」
「しかも関西だから」
「尚更よね」
「こっちはうどんだよ」
 関西はだ。
「西は全体的にね」
「うどん文化圏ね」
「大阪とか香川とか福岡とかね」
「何処もおうどんね」
「名古屋もだしね」
 あちらも西になるからだ。
「きし麺に味噌煮込みうどんね」
「そういったおうどんよね」
「あそこもおうどんだよ」
 何といってもだ。
「八条学園でもきし麺人気あるし」
「ああ、きし麺美味しいわよね」
「うん、だからね」
「学校の食堂でも人気があって」
「僕も結構食べるよ」
 これがまた美味しいからだ。
「名古屋も美味しいもの多いから」
「その中におうどんもあるのね」
「そうなんだ、けれど大晦日は」
「やっぱりお蕎麦ね」
「それを食べて」
 そうして温まってだ。
「行こうね」
「それじゃあね」
「お蕎麦が今年の食べおさめだね」 
 僕は笑って香織さんにこうも話した。
「もうね」
「そうよね」
「うん、それで終わりだよ」
「日本じゃそうよね」
「凝ってる人は除夜の鐘を聞きながら食べるそうだよ」
「本当に年末に」
「その最後にね、そしてね」
 僕は最近の話もした。
「新年になったらおうどんだよ」
「そっちね」
「確か神社でも出るから」
 お寺の次に行く予定の八条神宮でもだ。
「だからね」
「それでなのね」
「その時はね」
「おうどんであったまるのね」
「兎に角寒いから」
 だからこそだ。
「お蕎麦を食べて出て」
「神社でおうどんも食べて」
「温まろうね、神社では出店も沢山あるし」
「そちらも楽しめるわね」
「お好み焼きやたこ焼きもあるし」
 そうした熱い粉ものもだ。
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