153 倒しきらなかった理由
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界統一の為に!」
「はっ!」
部下の男は敬礼した。そして部屋を出た。
「私は嘗て女帝として民衆から支持を得た身・・・。植民地化する事で強くなれる・・・」
ヴィクトリア女王はとある地での戦いに目を向ける。
「それにしぶといわね。同じ祖国の女王であるというのに、何度も攻め入って・・・」
ヴィクトリア女王の傘下の軍はある艦隊とも激突を繰り返していたのである。その場所はとある海。戦争主義の世界の本拠地であるレーニンのいる場所の近辺の海の守護をレーニンからの依頼により軍を派遣させているのだが、それでも襲撃する隊がいる。赤軍という日本の過激派が発明した機械によってこちらが優勢に傾くとはいえ、それでも彼女からしても、レーニンからしても鬱陶しい存在だった。
「いい加減にしなさい、クイーン・ベス、ブランデー・ナン・・・。忌々しい・・・」
女帝は各地で派遣した軍隊に早々と平和主義の世界の侵略完了を願った。
そして杖の所有者達は行方不明のクラスメイトの卑怯な男子を連れ戻す為に進む。
「くそ、胸がすげえざわつくぜ・・・」
大野の見聞の能力が強まっている。
「もしかしたら、敵がもっと近づいてるのかもしれないね・・・」
かよ子はこの北東の方角に藤木がいると確信しているが、自身は見聞の能力を持っていない。しかし、それでも緊張による心臓の鼓動は激しくなっていった。
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