第三百七十八話
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第三百七十八話 家で相談
春奈は家に帰って両親に夕食の時に言った。
「コンタクトっていいかしら」
「眼鏡の方がいいんじゃないか?」
「やっぱりね」
両親はそれぞれ言った、兄は今は塾に通っていていない。兄は塾でも学校でも成績優秀で知られている。
「目に入れるから」
「危ないな」
「お母さんもそう思うわ」
「眼鏡の方がいいだろ」
「そうね」
春奈は両親に言われて頷いた。
「目に入れるって考えると」
「危ないからな」
「入れっぱなしにする場合もあるし」
「春奈はしっかりしているから大丈夫にしても」
「若しかしたらってあるでしょ」
「そうね。目は大事にしないといけないし」
春奈も良心の話を聞いて頷いた。
「眼鏡の方がいいわね」
「そうだろうな」
「いつもかけてる訳じゃないしね」
眼鏡はというのだ。
「コンタクトよりもいいんじゃないかしら」
「その方がな」
「それじゃあね」
春奈も頷いた、そして。
春奈は眼鏡でいようと思った、だが。
ここでだ、こうも言ったのだった。
「私目が奇麗って言われたけれど」
「ええ、春奈の目が奇麗よ」
母が答えた。
「お母さんもそう思うわ」
「そうなのね」
「けれどね」
「それでもなの」
「目は大事にしないといけないから」
それでというのだ。
「あまりね」
「コンタクトはよくないの」
「眼鏡の方がいいわ。いつもかける訳でもないでしょ」
「ええ」
「だからね」
それでというのだ。
「その方がいいわ」
「そうなのね」
「やっぱりね」
こう言うのだった、そして。
春奈はやっぱり眼鏡でいこうと思った、このことは塾から帰った兄とも話をすることにした。そうして決めることにしたのだった。
第三百七十八話 完
2021・6・19
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