第四百七十二話 【訓練】流れる汗その六
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「それは乗り越えるものだし知り合いがそれを受けてもね」
「見捨てるなんて論外ですね」
「そんなことをするものじゃないよ」
五代はごきょうやに話した。
「絶対にね」
「そうですね」
「人は見捨てない」
「そのことを忘れないことですね」
「人を平気で裏切ったり見捨てる人は」
それこそともだ、五代は話した。
「誰も救えないよ」
「その通りだ、人であるならだ」
オールマイトは再び言った。
「そうしたことはしないことだ」
「というかそんなことする奴誰が信じるんだ」
洋は冷静な目で述べた。
「一体な」
「俺は絶対にしない」
荻野は誓って言った。
「特に妻と娘はな」
「うーーー」
「あの、娘さんは一人で充分です」
ラストオーダーが言ってきた。
「御坂は御坂はそう思います」
「というかこの娘あたし達がやばかったらとんでもねえ力で怪人薙ぎ倒すからな」
葛城も言ってきた。
「むしろ守ってくれる方だな」
「御坂も御坂も同感です」
「そうだよな」
「本当に僕と同じ歳なのかな」
礼佑は心からこのことを思った。
「物凄い怪力なんだけれど」
「そう言う貴方もかなりだと思いますが」
その礼佑に椿が述べた。
「ですが梓さんは確かにです」
「桁が違うね」
「はい、恐ろしいまでの強さです」
それこそ戦士として十分過ぎるまでにである。
「私が見ましても」
「椿さんが見てもだよね」
「超人では」
「というか何かあるだろ、この娘」
当麻も梓を見て言った。
「歯も凄いのは生え揃ってるしな」
「鉄でも噛み砕けるやろ」
ぎんかもこう言った。
「この娘やったら」
「インデックスより歯が強いかもな」
「私そんなに歯が強い?」
「いつも噛まれてるから言うぞ」
その本人としてというのだ。
「かなり強いぞ」
「そうなの」
「滅茶苦茶痛いぞ」
噛まれると、というのだ。
「本当にな」
「そうなの」
「そのお前にも負けてねえな」
梓の歯はというのだ。
「この娘なら大丈夫だな」
「本当に誰でも守れるわよね」
「ああ、後は心を鍛えるとな」
「完璧よね」
「そうだな、梓は心も鍛えていこう」
荻野は父として述べた。
「そうしていこう」
「それがいい」
レオンは荻野に述べた。
「これからはな」
「心をだな」
「鍛えていくことだ」
「妻とそうしていく」
「それではな」
「そして恥だけでなくだ」
オールマイトはまた言ってきた。
「運がなくともだ」
「いいですか」
「それも乗り越えられる」
こう当麻に話した。
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