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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百七話 曹操、司馬尉に詰め寄るのことその四
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 そしてだ。辿り着いた答えは。
「この世界しかないわね」
「また。戦いになりますね」
「それなら。戦場において」
「あの人達を封じましょう」
 こう話してだった。彼女達は都に戻るのだった。そしてだ。
 都に戻った。帰還の行軍をすぐに終えるとだ。
 曹操はだ。己の屋敷に戻りすぐに周りに告げた。
「いい、今からすぐにね」
「帝の御前にですね」
「赴かれるのですね」
「ええ、もう麗羽達も用意しているわね」
「袁紹殿でしたら」
 郭嘉が曹操のその問いに答える。
「御自身のお屋敷に戻られて」
「それで大急ぎで、なのね」
「はい、用意に取り掛かられているようです」
「あの娘はせっかちだからね」
 曹操はこう言って微笑みもした。
「もう急いで宮廷に向かってよね」
「そして他の方々も」
「劉備は?」
 曹操は彼女の動静も尋ねた。
「あの娘は摂政のうえ太子だから一番大事なのだけれど」
「劉備殿もです」
 韓浩が答えてきた。
「既に御自身のお屋敷に戻られてです」
「ならいいわ。まずは私達が先に朝廷に入ってね」
「そのうえで、ですね」
「司馬尉を」
「ええ、問い詰めるわ」
 鋭い顔でだ。こう言うのだった。
「定軍山のことをね」
「間違いなくですね」
 ここでだ。郭嘉の目の光が強くなる。
 その目でだ。彼女は曹操に話す。
「司馬尉はあの山のことに関わっています」
「あの山に秋蘭達の軍を向けることを知っていたのは私達だけだったから」
 これはだ。曹操の仕掛けた策だったのだ。
「そう、摂政と左右の宰相に」
「それに三公の」
「私達が秋蘭の命を狙うことは有り得ないわ」
 それは決してだった。そうしたことも全てわかっていてなのだ。
 曹操は仕掛けた。そうしてなのだ。
「決してね」
「だからこそですね」
「だとすれば仕掛けたのは一人しかいないわ」
「司馬尉仲達」
「前からいけ好かない女だったわ」
 曹操は大鏡の前で身だしなみを整えながら話す。
「名門であることを鼻にかけていて」
「あの、華琳様そのお話は」
「あまり」
 郭嘉と韓浩は気遣う顔になってだ。曹操に言った。
「されるべきではないかと」
「ですから」
「そうね。それはわかっているわ」
 それはだと答える曹操だった。
「けれど。私は宦官の家の娘、麗羽は妾腹」
 このことはだ。彼女達にとってはどうしても拭えないものなのだ。
 しかしそれでに対してだ。司馬尉はどうかというのだ。
「名門の嫡流とは違うわ」
「だからですか」
「司馬尉は元々」
「好きではなかったわ。けれど」
 それでもだとだ。曹操の言葉に剣が宿る。
 そしてその剣を宿したままだ。曹操は話していく。
「今は余計にね。秋蘭のことは許せないわ」
「だ
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