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Fate/WizarDragonknight
切り札
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ードを引き抜いた。
 赤い背景に、刀身が曲がった剣が描かれたそのカードを、左手の龍召機甲ドラグバイザーへ装填する。

『ソードベント』

 焼け落ちる会場に響く龍の咆哮。
 天空を舞うドラグレッダーの尾が、光を帯びて同じ形の剣として龍騎の手に収まる。
 龍騎はその剣、ドラグセイバーをトレギアたちに向けた。

「それに、お前だったらもう、なんかアイデアあるんじゃねえの?」
「!」

 その言葉にウィザードは口を噤んだ。
 龍騎は続ける。

「っしゃあ! お前が動くための隙ぐらい、俺が作ってやる! だからハルト、お前は、自分を信じろ!」

 龍騎はそう言って、一人、三体の敵へ走っていった。
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