第四章
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「凶悪犯罪犯した連中の人権なんて不要だろ」
「死刑にならなかった奴でも死んでしまえ」
「どんどん消耗品にして潰せ」
「そうしたら税金の無駄使いも減る」
「危ない場所で働いて死ぬ人も減る」
「兵隊さんの盾にもなるしな」
「医学も進歩するしな」
その法案のメリットも話された。
「それじゃあな」
「凶悪犯も世の役に立たせろ」
「どんどん死なせろ」
「凶悪犯を消耗品として扱え」
「税金も再犯もなくせ」
こう言ってだった。
多くの者がこの法案を支持した、議会でもこの法案は好評で。
「これはいい」
「税金の問題が確実に解決する」
「刑務所で十年も無駄飯食ってる奴がすぐに死ぬんだ」
「こんないいことはないぞ」
「それじゃあな」
「この法案を実現しよう」
幸いオルフェンは与党の議員であり元々の数もあり。
そしてそこに野党の多くの議員も支持してだった。
中央政府下院でまず通り。
上院でも通った、それでだった。
この法案は通った、それでだった。市民達は歓喜して話した。
「いや、よかったな」
「そうだな」
「これで刑務所で無駄金使わせる税金が減るな」
「連中がどんどん減ってな」
「しかもあの連中を世の役に立たせる」
「使い潰すその時にな」
まさにその時にというのだ。
「これはいいな」
「どんどん刑務所にいる凶悪犯共使い潰せ」
「連中の人権なんか知るか」
「徹底的に使い潰せ」
こう話してだった。
犯罪者達は次々に明らかに死ぬ様な場所に送り込まれた、そして。
ゴミの様に死んでいった、するとだった。
「刑務所にかける税金減ったな」
「それもかなりな」
「これはいいな」
「無駄な税金使わずに済んでるな」
「犯罪者を十年食わすとかどれだけ税金の無駄だ」
「そんなのに使うなら他のところに金使え」
市民達は口々に言った。
「これからもどんどん使い潰せ」
「犯罪者に税金使うな」
「犯罪者は死ね」
「そして税金を節約しろ」
「俺達の血税を無駄に使うな」
こう言ってだった。
市民達の多くはこの政策を支持した、そして。
死刑も増やされた、市民達にはこの政策も支持された。
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