第三章
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「そうしていきましょう」
「これもいいですね」
「じゃあこれも法案に入れましょう」
「懲罰大隊以外にも」
「それもいいですね」
「あと犯罪者でも人様の役に立ってもらう為に」
まさにその為にとだ、オルフェンは閃いて話した。
「生体実験に使うのもいいかな」
「ああ、医療の進歩の為にですね」
「犯罪者を使うんですね」
「これもいいですね」
「確かに」
「犯罪者がそれで死んでも普通に減るから」
それでというのだ。
「いいね」
「そうですね」
「懲罰大隊も強制労働もいいですね」
「それと生体実験も」
「刑務所の問題は解決します」
「犯罪者に死んでもらえば使われる税金も減ります」
「それならですね」
「これはいい政策ですね」
スタッフ達もそれならと頷いた。
「じゃあ法案としてまとめていきましょう」
「懲罰大隊は有事に使うとして」
「平時はテロリストや宇宙海賊への盾ですね」
「軍人さん達の盾に使いましょう」
「こうすれば軍人さん達も損害を出しません」
「犯罪者が減って軍人さんが生き残るなら最高だよ」
オルフェンは真顔で言った。
「そうだね」
「ええ、本当ですね」
「それではそのことも法案として考えていきましょう」
「そしてです」
「法案として提出しましょう」
「死刑にならない凶悪犯が問題だからね」
連合ではそうした者達について問題になっているのだ、こうした者達に長年税金を使っていいのかと。
それでだ、彼等も今言うのだ。
「そんな連中をどんどん減らせば」
「はい、それでです」
「税金を使いません」
「それではですね」
「これを法案にまとめましょう」
「そうしましょう」
「是非共」
スタッフ達も口々に言ってだった。
オルファンは凶悪犯罪者達を強制労働に就かせ軍の盾にし生体実験に使いその命を意図的に減らすことで刑務所にかかる税金の問題を解決する法案を議会に提出した、すると。
「これはいいな」
「そうだよな」
「これだと刑務所にかかる税金減るぞ」
「犯罪者自体が減るからな」
受刑した彼等がとだ、その法案を見た多くの者が言った。
「これはいい」
「どんどん減ってもらおう」
「それで税金の無駄をなくせ」
「どうせ凶悪犯は再犯率高いしな」
「再犯の心配もなくなる」
「じゃあこの法案通してもらおうな、議会に」
「凶悪犯なんか死んでしまえ」
本音を出した者すらいた。
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