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おっちょこちょいのかよちゃん
151 自分だけの武器
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はできても倒しきれんだろうね」
「大丈夫よ。私の従弟はそれでも見聞、武装、威圧の三つの能力を持っているのよ。貴女も色々手助けしてあげてね」
「はい・・・。え?い、従弟さんなんですか?」
「ええ、それに護符の所有者は私の妹なの」
「そうなんですね・・・」
「他にもう一人の妹が領土攻撃班に回っているわ」
「俺の従姉は三姉妹なんだ」
「そう・・・。仲好さそうね」
「あの、ところで貴女は見た目が外人っぽいけど、ハーフなん?」
 光江が聞く。
「ええ、私は花沢咲菜・マリエル。学校ではマリエルって呼ばれてるわ。お母さんがイギリス人で小学生の頃に日本に来たのよ。今は千葉に住んでるの」
「君の武器はどんなのだい?」
 濃藤が聞く。
「そうね、この本よ。ブランデー・ナンって人から貰ったの。私の住んでる国のいろんな童話の登場人物が出せるのよ」
「うわあ、童話の世界に入ったみたいやね!」
 その時、爆発音が響いた。
「領土攻撃班の誰かが戦い始めたんか?」
 光江は下を見る。皆も続けて下を見る。
「あれは四人組の小学生だね」
 政美が探知能力を使用して説明した。
「全く、極端に胸騒ぎをさせてくれるけんな」
 ゆりは通信機器を出す。
「こちら剣奪還班、祝津ゆり。近くで戦ってる人、返事できるかしら?」
 返信が来た。
『こちら山口。今敵と交戦した』
「濃藤、山口って事はお前の妹の友達じゃねえのか?」
 三河口が確認を取る。
「そうか・・・!!」
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