第十九話 初詣その七
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ないんだね」
「僕も否定できません」
それはだ。どうしてもだというのだ。
「実際に言ってしまうと」
「そうだね。現実のものになるかも知れないっていうのは」
「遠井君も思いますよね」
「何処かね」
思うとだ。希望も答える。
「だから不吉なことはどうしても」
「言えませんよね」
「考えていてもね」
それでもだというのだ。
「言葉には出すなってね」
「言われたことありますよね」
「あるよ。けれど思ってそれの備えをすることは」
「それはいいことです」
「言葉には出さなくとも」
たいこ橋の頂上から下に向かいながら。希望は言っていく。
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