第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その十一
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「めぐみん君はそうは考えないんだね」
「というかグル」
今度はグルが言ってきた。
「めぐみんの発想はずれてるグル」
「多くの属性の魔法を沢山使える」
「そう考えるわよね」
「普通はね」
ミザル、キカザル、イワザルも言った。
「ルイズ達はそれぞれの得意の魔法があるけれど」
「やっぱり他の魔法もあるし」
「めぐみんだってね」
「何かね」
どうにもとだ、ここで言ったのはそのルイズだった。
「めぐみんの魔法は使えても」
「本当に一回使ったらポーションを飲まないといけないから」
「厄介だわ」
キュルケとタバサも言うことだった。
「一日一回じゃなくても」
「問題よ」
「それならそれで戦い方はあるけれどね」
ルイズはこのこともわかっていた。
「けれど難しいことは事実よ」
「全く、俺達の世界は変に癖の強い奴多いな」
和真は腕を組んで自分が転生した世界のことを思った。
「本当にな」
「そう言うあんたもね」
ルイズは和真にジト目で述べた。
「結構以上にね」
「変に癖が強いか」
「スチールの技使わないでね」
「使ったらどうするんだよ」
「私のパンツ獲ったら」
その時はとだ、ルイズは本気で言った。
「許さないわよ」
「その時は本気で攻撃してくるよな」
「するわよ」
ここでも本気で言った。
「容赦なくね」
「やっぱりそうだよな」
「言っておくけれどね」
「下着は女性の命ですし」
クローディアは悠然と微笑みつつ述べた。
「獲られるのなら一人だけですね」
「その一人は誰かは」
「言うまでもないですね」
「はい」
クローディアは紗夜と綺凛に答えた。
「そういうことで」
「それは私もだからね」
ユリスは悠然としているクローディアに強い声で告げた。
「いいわね」
「人の恋路の邪魔はしませんので」
「どうせ恋路は幾つもあるって言うんでしょ」
「さて」
「さてじゃないわよ、全く皆油断出来ないから」
ユリスから見てそうだった。
「困るわ」
「気持ちはわかるが落ち着くことよ」
そのユリス京子が後ろから声をかけた。
「こうしたことについてもね」
「それはわかっているけれど」
「わかっているならよ」
「落ち着くことね」
「そうすればいいから」
「何かブルマから随分と話が飛んでるけれど」
キングがここでこう言った。
「兎に角暫くおいら達はこの世界にいてだね」
「ずっと修行だな」
キングにゴウセルが応えた。
「そうだな」
「やっぱりそうなるね」
「決戦は一月後」
ゴウセルはこのことも言った、スサノオがそう言えば彼は必ずその時に仕掛けてくることはもうここにいる全員が知っていた。
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