第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その九
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「ちょっとしたら見えるだろ」
「そんなこと言ったら皆見えるでしょ」
「何か世界によって見えない娘もいるんだよ」
「えっ、そうなの?」
「そうだよ、俺達の世界は見えてな」
勿論遠月学園の世界もだ。
「それで世界によってな」
「みえないのね」
「そうだよ、例えば美親さん達の世界は見えないぞ」
スカートの丈が短くともというのだ。
「スカートが鉄みたいに動かなかったりしてな」
「鉄ではないですが」
アテナが言ってきた。
「特に」
「それでもぎりぎりで見えなくなるんですよ」
智樹はアテナに二頭身のまま答えた。
「これが」
「そうなのね」
「あと刀使の人達も」
「そうなのか?」
言われた姫和は思わず自分のスカートを見た。
「ひらひらしていると思うが」
「それでもなんですよ」
「見えないのか」
「はい、全く」
こう姫和に話した。
「どうも大抵の世界がそうですね」
「そうなのか」
「見えない世界は本当に全く見えないです」
「不思議なことだな」
「そう思います」
「それでえりなさん達の下着は覗いたんじゃなくて」
そうではなくというのだ。
「自然とです」
「見えたのね」
「はい」
えりなに頭身を戻して答えた、羽交い絞めにされたままであっても。
「そうです」
「そうなのね、見えたのなら仕方ないわ」
えりかは憮然としながらもこう述べた。
「わざとでないなら」
「そうですか」
「確かにこのスカートなら見えるし」
「それなら下に何か穿けばいいですよ」
あおばがえりなにアドバイスしてきた。
「私達の学校は半ズボンが制服ですからその心配ないですが」
「そうなのね、けれど貴女達の学校は体操服は」
「そのブルマです」
今話題になっているそれだというのだ。
「もう皆」
「そうだったわね」
「それで訓練の時は」
「いやあ、はみ出るのがよくて」
智樹はここでまた頭身を短くさせてスケベそうな笑顔で述べた。
「中々」
「・・・・・・制裁」
「アギャッ!!」
ひまわりはその言葉に反応しむっとした顔で智樹の両目にサミングを浴びせた。
「これで許してあげる」
「いや、これ目が潰れるだろ!」
智樹は怒って言い返した、目は大丈夫だ。
「俺じゃないと危なかったぞ!」
「けれど大丈夫だった」
「俺じゃなかったら本当に目が潰れるからな!」
「まあ智君だからこれ位は、だけれど」
そはらは智樹の羽交い絞めを解いて述べた。
「確かに危ないわね」
「潰れない様に手加減はしていたし」
突いたひまわりはまた述べた。
「大丈夫」
「そうだったらいいけれど」
「よくないよ」
安心したそはらに智樹はすぐに言い返した。
「冗談抜きに痛かったからな」
「ただ目
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