150 母と娘の戦い
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ん!」
友蔵が褒めた。
「お母様、覚悟!」
テレーズが母親に飛び込む。
「愛しきアントワネット!今助ける!」
フェルセンはアントワネットを助けようと念力でテレーズの動きを封じた。
「山田かよ子!某の刀の力を与える!」
「うん!」
石松に促されてかよ子石松の刀に杖を向け、杖を剣に変化させた。
「フェルセンの相手をせよ!」
「うん!」
かよ子はフェルセンに襲い掛かる。
「俺も行くぜ!」
「オイラもブー!」
「アタシも!」
「私もよ!」
大野の草の石、ブー太郎の水の石、まる子の炎の石、そしてのり子の人形が総攻撃する。そして・・・。
「・・・ん?」
大野はポケットの中にあるもう一つの石が光り出す。
「雷の石・・・?」
雷の石が放電した。そして大野の草の石から出された茨の槍でフェルセンを突き刺す。
「うわああ!」
フェルセンはアントワネットを助けようとするあまりに隙を突かれて総攻撃によって念力で防ぎきる事ができなかった。
「留めだよ!」
かよ子は剣でフェルセンの首を撥ねた。フェルセンは光となって消滅した。そしてテレーズはアントワネットのスピネットを破壊する。
(後はこのドレスを・・・!!)
しかし、テレジアから引き継がれた宝剣でもドレスは破れなかった。
「なら首を!」
テレーズは首の切断を試みる。しかし、なぜかアントワネットの首が斬れない。
「この首飾りで私の首は守られるわ!私はいつも用意周到なのよ!馬鹿娘!!」
アントワネットは指を鳴らした。牛が、鳥が、山羊が、羊が、豚が現れる。
「この愚かな娘を食い殺しなさい!」
アントワネットは動物たちに命令した。
「させるか!」
長山は神通力の眼鏡で動物たちを金縛りにした。
「今だ!」
次郎長がアントワネットに飛び掛かる。しかし、次郎長の刀をもってしてもアントワネットのドレスは非常に硬い。関根も刀で攻撃したが、歯が立たず、尾藤のボールでシュートしても効果がなかった。かよ子も剣に変化した杖で試みたが、それでも暖簾に腕押し状態であった。
「どうすればいいの・・・!?」
かよ子は困惑した。
「皆!」
「キャロライン・・・?」
のり子の人形・キャロラインが呼び掛ける。
「アントワネットはあのドレスや首飾りを身に付けてるからそれを脱がせばいいわ!念力とか使える人はアントワネットの身体を服や首飾りから脱がしたり引き離せばいいのよ!」
「な、何だと!?」
アントワネットは弱点を突かれて動揺した。
「やってみるわ!」
さきこのトパーズが光る。そしてアントワネットは身ぐるみを残して身体を別の場所へ転移された。アントワネットは恥ずかしさで赤面し、身体を蹲らせた。
「おお、なんと!!」
友蔵はアントワネ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ