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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第82話 ミカエルの話、驚愕の真実を知ります!
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誠、なんでしょうか?」
「神の死についてではないのですがいいでしょうか?」
「内容によりますが……」
「俺が聞きたいのは貴方方天使が人間をどう思っているかという事です。天界は人間の信仰心によって存在を保っていると言っていました。しかしそれは結局何も知らない人間たちを騙して自分たちの都合のいい駒にしているってことですよね?」
「ひょ、兵藤君!?ミカエル様になんてことを言うのですか!」
「どうなのでしょうか?」
イッセー先輩は天使たちは人間をどう思っているのか少し挑発するような言い方でミカエル様に聞きました。流石に拙いと思ったソーナ会長がイッセー先輩を止めようとしましたが、先輩は気にせずそのまま話を続けました。
ソーナ会長は事情を知らないので仕方ありませんが、これはわざとやっています。先輩はミカエル様の考えを少しでも知って一龍さんに天使にもグルメ細胞のことを話して協力してもらうか、それとも天使に伝えるのは止めた方が良いかと判断するための報告をするつもりなのです。
そもそも先輩は悪魔が人間の欲望のエネルギーを集める事に関しては人間が自分の意志で決めて悪魔にお願いするので自己責任だと思っています。
勿論不当な取引……つまり悪魔が無理やり契約させたとかなら話は別ですが基本的に人間は得しかしないので先輩はそう思っているらしいです。
因みに願いによっては命を奪ってしまう事もありますが、昔ならともかく今は事前に忠告することを義務付けられているので命を落とした人は殆どいません。
しかし天使は悪魔と違い一方的に人間から信仰心を得ているのでもしかしたら内心人間を見下しているのかもしれない、そう思った先輩はわざとあんな質問をしました。
「……全ての天使がそうだとは言えませんが、少なくとも私は人間を愛しています。信仰心の高い者には祝福を与えますし、一方的に信仰心を得ているわけではありません」
「でもアーシアは苦しみました。もっと早く対応は出来なかったのですか?」
「……それについては私の責任です。私は聖書の神と違い常に信者たちの状況を確認できるわけではありません。もし主が生きていればアーシア・アルジェントを即座に救ったでしょう」
ミカエル様は信仰心の高い信者には祝福を与えると言いましたが先輩はアーシアさんが苦しんだのはどういう事だ、という風に質問しました。
それを聞いたミカエル様は申し訳なさそうな顔をされて自分が早く把握できなかったせいでそうなってしまったと語ります。
「アーシア・アルジェント、貴方が苦しい思いをすることになったのは全て私の責任です。許してくれとは言いません、ですが謝らせてください。本当に申し訳ありませんでした」
「ミ、ミカエル様……」
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