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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第82話 ミカエルの話、驚愕の真実を知ります!
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か質問しました。するとミカエル様は天界は信者達の信仰心によって存在を保っていると話します。


 冥界も人間の欲望のエネルギーで存在を保っているので仕組みは同じですね。私達が悪魔のお仕事で人間の願いをかなえるのは欲望のエネルギーをもらう為なのです。


 その割には人間を見下す悪魔が多いですが……天使はどうなんでしょうね?


「キリスト教の信者は今や世界中にいます。もしその者たちが神がいないと知ればどうなるか分かりますか?」
「パニックを起こすでしょうね。しかも億単位の人間の数、世界中が大混乱になってしまうでしょうね」
「その通りです。そうなれば暴動も起こり世界中で様々な争いが生まれる事でしょう。そうなれば人間の社会に溶け込んでいる悪魔や堕天使も困るのです。だからこそ敵である悪魔や堕天使のトップであるサーゼクスやアザゼルは神の死を黙認してくれています」


 キリスト教の信者は億単位の数もいます。それらが暴動を起こせばとんでもない事になってしまうのは私でも想像が出来ます。だから魔王様は神の死を知っていても天界を攻めたりしないんですね。


「話を戻します。私は信者たちが神の死に気が付く可能性を消す為に、そしてアーシア・アルジェントを守るために処刑ではなく追放を選びました」
「えっ、私を守るためですか……?」
「はい、そうです。そもそも私はずっと前から貴方を部下にしようと思っていたのですよ」
「えっ……えええェェェェェェ―――――――!?」


 ミカエル様に部下にしようと思っていたと言われたアーシアさんは、とっても驚いていました。


「貴方はとても素晴らしい信者です。是非私の元で天界の未来の為に働いてもらいたいと思っていました。しかしそれを実行する前に例の一件によってあなたは魔女と認定されてしまいました。このままでは過激な思想を持つ信者に狙われると思った私は貴方を一旦追放して直に保護する予定だったのです。しかし何処から嗅ぎつけたのか堕天使の一味が貴方と接触してしまい私は迂闊に手が出せなくなってしまいました」


 ミカエル様はアーシアさんを保護しようとしていたのですが、それよりも早くレイナーレ達が彼女に接触してしまったのですか。彼女達は一体どこでその情報を得たのでしょうか?


「当時はまだ三大勢力は互いを警戒し合っていたので慎重に動かざるを得ませんでした。しかし私が行動を起こす前に堕天使たちは壊滅しました」
「もしかしてイッセーが……」
「貴方のお蔭でね、赤龍帝」


 部長の呟きにミカエル様が笑みを浮かべて肯定しました。レイナーレ達をやっつけたのはイッセー先輩でしたね。こんな偶然があるんですね。


「……俺を恨んでいるんですか?アーシアを救い結果的に貴方の邪魔をしたので
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