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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第82話 ミカエルの話、驚愕の真実を知ります!
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ことは決してあり得ないからです」
「しかし、現に彼女はそれを成し得た。それは彼女が悪魔すら救おうとする優しい心を持っていたからでは?」
ミカエル様はアーシアさんを追放したのは仕方なかったと話しました。神器である聖母の微笑では悪魔を治すことは不可能だと断言しました。
それに対してイッセー先輩はアーシアさんの優しい心が奇跡を起こしたんじゃないのかと言いました。
「あり得ません。しかし誤解しないで頂きたい、私は彼女の優しい心を否定したいのではありません。彼女がどんなに素晴らしい人間でも神が聖母の微笑では悪魔を癒せないとシステムがそう設定している以上、悪魔を癒すことはできないのです」
驚きました、聖母の微笑にそんな設定がされていたのですか。まあ確かに人間の為に作った神器で敵である悪魔を癒されたら本末転倒ですからね。
「かつて過去にアーシア・アルジェントのように悪魔を癒そうとした人間がいました。その人間も聖母の微笑を持っており悪魔に使用しましたが、結果は悪魔を消し去ったという記録が残されています。人間である以上神が作ったシステム……つまり設定を変更することはできません。しかしアーシア・アルジェントはそれを成し得てしまった。これこそが神の死によって世界に起こり始めた異変の一つなのです」
ミカエル様は過去にアーシアさんのように悪魔を聖母の微笑で癒そうとした人間がいたが、結果は悪魔を殺したと言いました。神の死によって起こった異変とは何なのでしょうか?
「異変、それは神の設定した聖女の微笑がそれを無視して悪魔を癒したこと……つまりシステムの力が働いていなかった事です。この設定は神が存在する以上絶対なるモノ、破れることなどあり得ません。しかしこの設定を打ち破ったのがアーシア・アルジェントなのです。そして聖女の微笑が悪魔には効果が無いことは既に教会の人間は知っていました。このままでは異変が信者たちに知れ渡ってしまうと思った私は……」
「すみません、ちょっといいですか?」
するとイッセー先輩が手を上げて質問をしたいと表しました。
「何でしょうか?」
「そもそも異変が信者に知られたから何が不味いのですか?俺にはよくわからないのですが……」
「兵藤一誠。貴方は天界がどうやって存在を保っているか分かりますか?」
「えっ、貴方たち天使が維持しているのではないのですか?もしくはそのシステムとやらで……」」
「聖書の神が生きていた頃ならそうでした、しかし今は違います。天界は人間たちの信仰心をシステムによってエネルギーに変えてその存在を保っています。つまり人間たちの信仰が無くなってしまえば天界は何れ消滅してしまうのです」
イッセー先輩は信者の方達に異変がバレたら何が不味いの
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