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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
京都-みやこ-
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心もする。
で、武蔵が何か言いたそうな顔だが、

「もう一度修学旅行気分を味わってみない?とかいう話はナシだ。俺達はあくまでここに仕事で来たんだ。」
「そ、それは分かってるけど…。」
「うどんならもう食べただろ。」
「あのねぇ大和くん!?私の事食いしん坊キャラだと思ってない!?」

俺達は受け取った荷物をこの今日の都へと届けに来た。
それが終わればまた次の仕事を探す。
この世の中、思うようにモノが届けられない人で溢れかえってるんだ。
せめて少しでも救いになるため、俺達はこうして届けられない人の代わりにモノを届ける。

そうしてやって来たのが、京都の中央に位置する場所。
京都を守護するためのサーヴァントが集まる場所、守護局。
そこに俺達はやってきた。

「ようこそいらっしゃいました。話は聞いております。竜胆急便の方々ですね?」

まず門をくぐり、出迎えてくれたのはサーヴァント、源頼光。
過去に頼光四天王を率いた妖殺しのプロ。
そして現在はサーヴァント達を率い、この京都を守る『京都守護隊』の頭領だ。

「…。」

さっと辺りを見渡せば、周囲には武装した人々やサーヴァント。
ハッキリとはしてないが隠れているサーヴァントは四、五騎はいる。
目の前にいる源頼光はニコニコと笑顔ではあるが、張り詰めたこの空気はごまかせない。
どうやら、警戒されているらしい。

「注文通りの護符、魔除けの道具にそれと手紙だ。」
「まぁ、ありがとうございます。」

ここ、京の都だが実は割と危険な場所だ。
なんでも他の場所よりもモンスター…いや、妖怪の類の襲撃が多いらしい。
鬼や土蜘蛛、主に日本で生まれた妖怪達が大半を占め、かつて語られた平安時代のごとく魑魅魍魎が跋扈している。
そんな中で結成されたのがこの京都守護隊。
そして町には大きな結界が張られ、今もこうして人々は平和に暮らせているというわけだ。

「おやおや護符ですか。全く…そのようなものは必要ないと申しましたのに。」

俺と頼光が話していると、宮中から誰かが出てくる。
その風貌に武蔵は思わずかまえるが、俺は咄嗟に手を出し、刀は抜くなと振り向いてアイコンタクトをとる。

「まぁ、蘆屋様、森川様も。」

やって来たのは蘆屋道満。
武蔵が刀を抜きそうになるのも無理もない。ゲーム本編ではそれはそれはもう外道の極みだったしかなり恨まれていたしな。

「頼光殿、この方達は?」
「運び屋の者達です。」
「おぉこれはこれは。拙僧は蘆屋道満。こちらはマスターの森川 真誉(もりかわ まほろ)殿。この京都を結界を以て守護する京都守護隊の一人にございます。」
「よろしくねー。」

と、礼をする蘆屋道満。
ゲームではあれだけ悪事を働いていたとて、あれ
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