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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
覚悟-ころす-
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で致命傷は免れたものの、状況は悪くなる一方だ。

「くそっ!!」
「のろい!!」

痛みで刀の振りが遅くなる。
そうして次は、肩を斬られる。

「そらそらどうしたァ!さっきの軽口は虚勢か!あぁ!?」

おいつめられる。
防戦一方になるも、防御は間に合わず傷はどんどん増えていく。
攻撃をしようとするも、岡田以蔵はまるで俺の全てを知っているように、これからどういった攻撃が分かっているかのようにかわし、いなし、反撃をかます。

そして…。

「見ろ!あそこだ!」
「…!!」

声。
振り返ればそこには複数の実働部隊が。

「なるほど…グルか!!」
「ふん。冥土の土産に教えてやるぜよ。わしは財団代表お抱えの傭兵、岡田以蔵。葛城財団に刃向かった反乱分子は皆わしの刀の錆にしてきた…一人残らず!そしておまんもその1人じゃア!!」

以蔵の攻撃は増すばかり。
このままでは本当に俺は殺される。
しかし、このままでいいのか。
俺は…守るって約束した。
大切なサーヴァントを、武蔵ちゃんを守ると。
その約束を果たせないまま、俺は死んでいいのか?
いや、いいわけあるか。

「錆に…なってたまるか!!!」

以蔵の一撃を受け止める。
身体に駆け巡る紅い雷。
やがてそれはバチバチと激しくなり、

「っらぁ!!!」
「こいつ…っ!?」

刀に集まる雷、
以蔵も跳ね除け、力のあらん限りそれを振るうと雷は一閃となって轟音と共に周囲を焼き焦がした。

「…。」
「なんじゃ…今の!」

予想外の攻撃にさすがの以蔵も驚いた様子。
そして…

「大和くん!!」

雷が落ちたかと思うほどの轟音を立て、気付いたのだろう。
窓ガラスを突き破り、武蔵ちゃんがやってきた。

「武蔵ちゃん…!」
「信じてました。サーヴァント相手でも大和くんなら生き残れるって。」
「それも武蔵ちゃんの稽古のおかげだ。ありがとう。」

目の前には以蔵。
そして財団の実働部隊にさらに増援がやって来る。

「おまん…マスターが足止めしてたはず…!」
「あれくらいで宮本武蔵を止めるつもりだったの?ごめんなさい。二分と持たなかったわよ?」
「ちぃ…!!」

足止め?
ということは、武蔵ちゃん側でも何かがあったのか?

「ホテルの宿泊客は全員殺されてた。あのアサシンにね!どういう訳か知らないけど私達の居場所は最初からバレてたのよ!」
「そんな…!」

変装していて気付かれなかったのに…どうして…?

「まぁどういったタネがあるのかは知らないけど、立ちはだかるのなら斬る!さぁかかって来なさい!」
「くぅ…!!わしはあの武蔵を殺る!おまんらはあのマスターを狙え!!」

以蔵の指示に従い、実働部
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