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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第三百二十六話 歯は大事その十五
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「いつも凄い運動されてるのよね」
「トライアスロンは普通じゃないからね」
 あるアメリカの人は全部一度にやればいいと言い出してはじまったらしい、アメリカらしいと言うべきか。
「だからね」
「そんな飲み方しても」
「スタイルを維持しているんだ」
「そうなのね」
「あの人もかなり独特な人だから」
 可愛い女の子を見るとすぐに触るらしい、けれど付き合ってる人は男の人だというからこのこともかなりのものだ。
「そうしたこともね」
「されるのね」
「八条学園というか八条グループは個性を尊重してるよ」 
 当然八条家もだ。
「その個性をどう活かすか」
「それが重要だから」
「それでね」 
 この考えがあるからだ。
「だからね」
「学園にも色々な人がいるわね」
「そうだよ、世界中から人も来てるし」
「約半分が外国からの人だしね」
「生徒も先生も職員さん達もね」
 まさに学園全体がだ。
「北朝鮮以外からだよ」
「人が来てるわね」
「そんな学校だしね」
「八条グループもね」
「個性を尊重しているよ」
「だから色々な人がいるのね」
「そうだよ、それぞれの個性がないと」
 そうでないとだ。
「面白くないよね」
「世の中もね」
「だからね」
 それでだ。
「この状況はね」
「いいことね」
「そうだと思うよ。無個性な集団なんて」
「ロボットの集団みたいなものかしら」
「心のないね」
「ロボットも心を持ったら」
「人間だしね」
 僕の考えではそうだ、どんな姿形でも心が人間ならもうそれで人間だ。これは逆も同じだ。心が人間でないと人間の姿形でも人間じゃない。
「それでね」
「じゃあ心のない」
「そんなね」
「機械の集団ね」
「そんなものだよ」
 僕が思うにだ。
「個性がない人達ばかりなんて」
「そうしたものね」
「だから人間にはね」
「個性が必要ね」
「そう思うよ。八条荘の皆もそれぞれ個性があるしね」
 そしてそれは非常に多彩だ。
「面白いよね」
「あそこにいたらね」
「そして学校にいても」
「皆個性的でね」
「面白いんだよ」
「人は個性があるから面白い」
「そうだよ、これは親父に教えてもらったんだ」 
 このこともだ。
「実はね」
「そうだったの」
「人間は個性がないとね」
 子供の頃僕に話してくれた。
「何も面白くないって」
「それで義和も」
「個性を持てって言われたよ」
 それもとびきり強いものをだ。
「そうね」
「それで個性を大事にしてるのね」
「うん、ただ僕自身はどうかっていうと」
 自分が思うにはだ。
「そんなにね」
「個性は強くないの」
「そう思ってるよ」
「そうなの」
「別にね」
 自分なりの個性を持とうとしてきたけれ
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