第二章
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「実はな」
「そうなんだな」
「ああ、俺がアーカンソーまで釣りに行った時にな」
シェイバーはさらに話した。
「出会ってな」
「どうした出会いだったんだい?」
「釣りの帰りに川辺の駐車場に車停めてゴミを捨てに行ったんだ」
「そうしたらか」
「ちょっと席を離すだけだったし人もいなかったんでドアを全開にしてな」
そうしてというのだ。
「車を出て帰ったらな」
「その子がいたんだな」
「そうなんだよ、自分痩せていて悲しそうで俺を助けて欲しいって感じで見てきたからな」
「家族にしたんだな」
「主人からすぐに携帯で連絡があったの」
妻も言ってきた、皆話しながらバーベキューを焼いて食べている。
「そしてね」
「いいってか」
「私も息子も言ってね」
「家族が増えるから」
息子はコーラを飲みながら笑顔で話した。
「大歓迎だったよ」
「それで腹が空いてそうなんで持っていたお菓子やってな」
またシェイバーが話した。
「家に連れて帰って病院に連れて行って」
「そうしてか」
「その後でな」
さらいというのだ。
「風呂に入れて奇麗にして」
「今はか」
「こうさ、この通りな」
見るとだった。
「ワン」
「ワンワン」
「ワンッ」
「キャンキャン」
「ニャンニャン」
そのリバーは茶色のマスチフと黒の短い毛のダッグスフントそれにシーズーの三匹の犬とシャム猫とストックサウンド達がバーベキューを焼く中で遊んでいた。シェイバーはその光景を見つつさらに話した。
「この通りだよ」
「皆と仲良しか」
「皆雄でな、ウィンストンとも」
マスチフを見て言った。
「そうでな」
「ワンッ」
「ジンジャーともで」
ダックスフントも見た。
「ワンッ」
「そしてクッキーともな」
シーズーを見ての言葉だ。
「キャン」
「ロビーともだよ」
最後は猫を見た。
「ニャオン」
「そして俺達ともな」
「仲良しでか」
「幸せに過ごしてるよ、人馴れしてるし捨て犬だったみたいだがな」
「今はなんだな」
「この通りだ、あんたの話は聞いたけれどな」
ナヌークのそれをだ。
「捨てる奴がいてもな」
「車でな」
「車で拾う奴もいる」
「あんたみたいにな」
「じゃあ拾う人間になりたいな」
「全くだな、じゃあ今はナヌークとリバーに乾杯して」
ストックハイムは妻とシェイバー一家そしてそこにいる犬や猫達それに幸せになったナヌークのことを思いつつ言った。
「今日は楽しむか」
「ああ、そうしような」
シェイバーが笑顔で応えた、そうしてだった。
皆で楽しく飲んで食べた、その傍でリバーは楽しそうに皆と遊んでいた。そのうえで家に帰って次の日職場に行くとナヌークの今の姿がメールで送られてきていた。ス
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