とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
僕らの冒険 〜 分校@
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いやいや、鉄筋コンクリート造りの現代的な建物だよ?たぶんひかげ君の通っている学校もそうなんじゃないかな」
ケイト「ひかげの通ってイル学校はどんなトコロなのデスカー?」
ひかげ「普通の学校とそんなに大差ないよ?変わっているところといえば学校の上空に魔王城が浮かんでいることぐらいかな」
ケイト「魔王城!?」
ひかげ「うん、一度爆発騒ぎがあったけどつい最近再建された。あのときは新聞にも載ったなあ」
樹々「爆発!? やっぱり東京はすごいのねー!」
渚「いや、それは多分ひかげ君の学校だけなんじゃないかな…?」
昇降口から入り廊下に出るといくつものバケツが点在していた。
空:ねえ、あのバケツは何?
一穂「ああ、あれ?ただの雨漏り防止用に置いてるだけ」
一穂「だけどあまり近づかないようにねー」
葉月「そう……ですね。うっかりバケツを動かして雨漏りの位置が分からなくなったら大変ですし…」
一穂「いや、そうじゃなくて。床が湿気って腐ってるから近づくと抜けるよ?」
なっちゃん「えっ!?」
一穂「いやいや冗談冗談!今まで床にハマったお間抜けさんなんていないってー。まぁ一応気をつけてって話しだよ」
葉月「え、あ…そうですか…」
卓「・・・。」(←床が抜けてハマった)
ーーーー
ー教室ー
れんげ「ここがウチらの教室なん!」ガラガラ
朝霞「本当に小中学生混在のクラスなんですねー」
朝霞が「2年1組+小1+小5+中1+中3」と書かれたプレートを見上げながら言った。
木陰「福岡市内の小中学校はほとんどが複式学級だから新鮮ね」
朝霞「そうですねー。小中一貫校はありますけど分校があるという学校は聞いたことありませんし」
れんげ「さっそく中に入るん」
葉月「お邪魔します」
空「」ペコリ
教室内には机が5つ並んでいた。荷物棚も同じく5つしか使われておらず、どこか広々とした印象を受ける。
なっちゃん「あたしらも一度でよかけん、こげんところで授業受けてみたかね」
ケイト「ソウデスネー!新しい発見が生マレルかもシレマセーン」
れんげ「これが“ひらたいらさん”なん!」
れんげは荷物棚の上に置かれている水槽を示した。何匹ものカブトエビが悠々と泳いでいる。
渚「おお、カブトエビだね」
れんげ「これ、5代目なん!」
渚「5代目?」
れんげ「ウチが捕まえたんが初代でその後なっつんが蘇生させてくれたんが2代目なん!」
樹々「なるほど、この“ひらたいらさん”はその子孫なのねー」
空:ところでどれが“ひらたいらさん”なの?
れんげ「どれも
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