第十八話 クリスマスの光その四
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「雑炊だよね」
「何かこれがないとね」
「お鍋食べた気になれないよね」
「うん、なれないよ」
こう言うのだった。
「ちょっとね」
「千春もだよ。お鍋の最後はね」
「うどんもあるけれどね」
「うどんよりもね。水炊きだとね」
雑炊の方がいいと言うのだ。これが千春の好みだった。
そして希望もだ。千春と同じだった。
「そうそう。雑炊の方がいいよね」
「だからね。一緒に食べてね」
「僕この水炊きも雑炊も忘れないよ」
「一生?」
「そう、一生ね」
まさにだ。それだけだというのだ。
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