第136話
[11/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「……確かに内戦に加担して、内戦後は国外に逃亡した挙句、ミュゼ達によって貴族連合軍の状況が変わった途端手のひらを返したナーシェン卿の行動を考えると、そんな彼に嫁いだ女性は決して幸せになることはなかっただろうな。」
ステラの推測に頷いたリィンは真剣な表情で呟いた。
「ええ。そして…………………――――――”メンフィル帝国に亡命し、メンフィル帝国軍の訓練兵に志願した事で私自身が心を寄せるパートナーと出会えた事”も本当に私の選択は正しかったのだと、改めて思いましたよ――――――リィンさん。」
「…………………………へ。」
リィンの言葉に頷いたステラは頬を赤らめて微笑みながらリィンを見つめて告白し、ステラの告白に石化したかのように固まったリィンは少しの間固まった後呆けた声を出した。
それよりもエーデルガルトさんの推測を聞いて気づきましたけど……もしかして、黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)の女生徒の中にもリィン少将に対して”クラスメイト以上の感情”を抱いている方がいらっしゃるのでは?
あー………
その件については”件の人物がいたことを仮定して、その人物のクラスメイトとしての気遣いでノーコメント”とさせてもらうわ。
「そ、その………もしかして、ステラが心を寄せている人物というのは………俺の事か?」
ふとレジーニアとルシエルが仲間になった翌日の”休養日”でのある出来事をふと思い返したリィンは冷や汗をかいて気まずそうな表情を浮かべながらステラに問いかけ
(もしかしなくても、リィン様の事ですわよ……)
(フフ、既にエリゼ達や私達がいる影響で女性の気持ちに対する鈍感さは少しはマシになっているようね。)
(うふふ、これでまた一人増えたわね、ご主人様のハーレムメンバーが♪)
(ベルフェゴール様は何故喜んでおられるのでしょう……?リィン様に心を寄せる女性が増えればその分、リィン様がわたし達を愛してくれる機会を新たな女性達にも割く事で、睡魔族であるベルフェゴール様にとっては大切な”性魔術”の機会も減ると思いますのに……)
(睡魔の魔神の考え等理解しない方が貴女の身の為ですよ……)
その様子を見守っていたメサイアは呆れ、アイドスは苦笑し、からかいの表情を浮かべて呟いたベルフェゴールの様子を不思議そうな表情で見つめて呟いたアンリエットの疑問にユリーシャは疲れた表情で指摘した。
「フフ、ようやく気付いてくれましたか。さすがにあれ程の数の女性達から想いをぶつけられて今の状況になれば、恋愛方面に関しては致命的なまでに鈍感なリィンさんも少しはマシになったようですね。」
「う”っ……………………えっと………一体いつか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ