第136話
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2月17日――――――
灰獅子隊とヴァイスラント新生軍によるオルディス奪還から翌日、リィンは灰獅子隊としての活動を休暇にしてレヴォリューションをオルディスの国際空港に停泊させて仲間や部下達がそれぞれ休暇を過ごしている中、レヴォリューション内を徘徊していた。
〜レヴォリューション・廊下〜
「……この情報は……」
「ステラ、どうしたんだ?」
レヴォリューション内を徘徊していると廊下で真剣な表情で自身のエニグマを見つめているステラの様子が気になったリィンはステラに声をかけた。
「リィンさん。………えっと、実は海都のカイエン公爵家の城館で用事をしているミュゼさんから先程導力メールが届いたのです。ミュゼさんによると、オルディス奪還前に帝都庁からの要請でとある人物が派遣されてきて、オルディスが奪還されても帝都に帰還せず、そのままオルディスに滞在し続けているとの事ですが……………………」
「………?何か気になる事でもあるのか?」
事情を軽く説明した後目を伏せて黙り込んでいるステラが気になったリィンは真剣な表情で続きを促した。
「いえ、気になると言っても大したことではないのですが………」
「………(よくわからないが……オルディスはステラの故郷でもあるから、何か心配事があるかもしれないな。)――――ステラ、良かったら今からオルディスに降りてみないか?次にオルディスに寄れるのはいつになるかわからないのだから、何か心残りがあるのだったら今の内に解決した方がいいと思う。俺でよければ手伝うよ。」
答えを濁しているステラの様子が気になったリィンはステラにある提案をした。
「リィンさん……ありがとうございます。正直に言いますと色々確認した事があったんです。――――――ミュゼさんではなく、レーグニッツ知事閣下にですが。」
「知事閣下に?……わかった、それじゃあ早速行こうか。」
ステラの答えを聞いたリィンは驚いたがすぐに気を取り直して答えた。その後ミュゼに連絡してからオルディスに降りたリィンとステラが城館を訊ねるとミュゼの手配によってヴァイスラント新生軍の兵士達にレーグニッツ知事がいる場所に案内されるとレーグニッツ知事と共に意外な人物達がいた。
〜カイエン公爵城館〜
「―――失礼します。」
「リィン……!?それにステラさんも……!?」
リィンがステラと共に部屋に入ってくるとレーグニッツ知事と共にいた人物―――――マキアスは驚きの表情で声を上げ
「マキアス……!?それにクロウまでどうしてここに……」
一方リィンもマキアスとマキアスと共にいた人物―――――クロウに気づくと困惑の表情を浮かべた。
「俺はただの”付き添い”だ。
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