第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その六
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「穿くことだ」
「やっぱりジャージなのね」
「足首まで守ってくれるしな、めくれることもないな」
「ええ」
彩もそうだと頷いた。
「ブルマと違って」
「ならジャージだ」
要の声はあくまで強かった。
「そちらにしろ」
「そこまで言うなら」
「そもそもブルマがどうした」
要はこうも言った。
「そんなことに興味があること自体どうかしていないか」
「えっ、そこは違うだろ」
和真は言い切った要に思わず突っ込みを入れた。
「ブルマのあのエロさがいいんじゃないか」
「だからそれが嫌なんです」
葉月はその和真に即座に言った。
「さっきから言ってるじゃないですか」
「だからその恥ずかしがるところがな」
「いいんですか」
「そうだろ」
「もう和真さんならではですね」
葉月は和真のその返事にある意味納得した顔になって述べた。
「もう」
「俺らしいか」
「はい、何ていいますか」
「着て訓練でずり上がってな」
「下着が見えることがですか」
「よくて普段でもな」
和真の主張は力説になっていた。
「あの下着そのもののデザインがな」
「いいんですか」
「そうだよ」
「僕は高校生や中学生には興味がない」
要はあっさりと述べた。
「そしてコスプレにもな」
「そうですか」
「だからどうでもいい」
ブルマのことはというのだ。
「本当にな」
「それは有り難いですね」
葉月にとってはだった、微笑んでの言葉だった。
「本当に」
「ちなみに私そんなところもいいと思ってるの」
虹海は笑って話した。
「クールだしね」
「俺とは大違いだな」
勝巳は虹海のその言葉を聞いて述べた。
「本当に」
「そういえば勝巳さんお兄様とそっくりですね」
「そうだろ、だからウマも合うけれどな」
それでもというのだ。
「全然違うな」
「性格はそうですね」
虹海は勝巳には普通の表情だった。
「本当に」
「そうだろ、ちなみに俺の学校はブルマじゃないからな」
「体操服ってないわね」
梅雨が述べた。
「そういえば」
「体操服がブルマは基本だ」
幸一は言い切った。
「他はない」
「あります」
こう言ったのはみほだった。
「大洗は半ズボンでよかったです」
「というかブルマはないでしょ」
生徒会長の杏も言った。
「やっぱりね」
「そうですよね」
「そう思ってね」
それでというのだ。
「うちは前からブルマじゃなかったけれど」
「今もですか」
「そう、そこはちゃんとしてるのよ」
「うちは制服自由に選べるのよね」
アリアは述べた。
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