第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その三
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「確かにいやらしいけれど」
「いい意味で人間らしい」
「器も大きいしね」
「カイト君もそうだがな」
「この器の大きさ凄いよ」
「そうだ、人間を甘く見るな」
巽は肩で上着を着て悠然と肩を組んで言い切った。
「今回もその力を見せてやるのだ」
「いや、あんたはもう少し自重しよう」
巽に言ったのはベルクカッツェだった。
「正直かなりお騒がせだから」
「そんなことは気にするな」
「まあ気にしていたら何も出来ないね」
「しかしこれだけ人がいたら」
不知火は困った顔で述べた。
「すぐには皆覚えられそうにないわね」
「まずはそれぞれお話をして交流も深めていこうね」
五代が困っている不知火に話した。
「そうしていこうね」
「それでは」
「訓練をして」
そしてというのだ。
「お話をして一緒に食べて遊んでね」
「お互いを知っていくことですね」
「すぐに覚えられるよ」
五代は笑って話した。
「いつも一緒にいれば、それにね」
「それにといいますと」
「色々絆を感じるしね」
「そういえば」
瑞鶴は五代の今の言葉を受けて何人か見て述べた。
「確かに感じる」
「そうね、魂で」
翔鶴も言った。
「何かをね」
「そうだな」
「不思議なことにね」
「だが確かに感じる」
「違う世界の違う人なのに」
「同じだとな」
「それ今無茶苦茶感じてるにゃ」
明石はそうだった。
「物凄いにゃ」
「これから宜しくね」
その明石に川神舞が笑顔で言ってきた。
「長い戦いになるけれど」
「わかったにゃ」
「楽しいことばかりですよ」
モモカも笑顔で言ってきた。
「私達は」
「そうにゃ」
「はい、本当に」
「自分で自分が誰かわからなくなる時はあってもです」
茶々丸はクールに話した。
「それもすぐに慣れます」
「猫が喋った」
クリーブランドはこのことに真顔で驚いていた。
「何で?」
「普通のことですよ」
「普通なの」
「僕達の中では」
「そうだにゃ」
にゃんぱいあも言ってきた。
「おいら達の間では本当ににゃ」
「そういえば二本足で立ってるし翼があるし」
「吸血鬼だからにゃ」
にゃんぱいあは自分のことを普通に述べた。
「だからにゃ」
「普通なの」
「そうにゃ」
こう言うのだった。
「驚くことはないにゃ」
「俺も喋るしな」
シロも言ってきた。
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