第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その一
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第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達
めぐみんはエンタープライズ達を見てじと目で述べた。
「船には見えないです」
「確かに」
エリーゼも同意だった。
「どう見ても普通の女の子」
「私達と同じですね」
「本当に」
「全くである」
ガビルも強く頷いて言った。
「吾輩は船が喋るのかと思ったであるが」
「そういうことなくてですね」
「全然普通ですね」
「可愛い女の子達ですね」
ガビルの手下達もこう思った。
「いや、何かと思ったら」
「まあ船が喋ってもいいですよね」
「心が人間なら」
「耳や尻尾が可愛いし」
直行も明るく笑っている。
「いいよね」
「セイレーンの力もいいのかしら」
プリンツ=オイゲンはその直行に問うた。
「それがあっても」
「いや、それがどうかしたのかな」
直行の顔はそれで、というものだった。
「一体ね」
「いいのね」
「だって俺達色々あるから」
「だからなの」
「身体が違っても」
それでもというのだ。
「何でもないよ」
「別に平気で人を殺したりしないだろ」
トップスピードは笑って問うた。
「そんなことしないだろ」
「戦うことは好きでもそんな趣味はないわ」
プリンツ=オイゲンは即座に答えた。
「それよりもお酒と女の子よ」
「それじゃあ別にな」
「いいのね」
「ああ、俺達にとっちゃな」
トップスピードは笑って述べた。
「それでいいさ」
「へえ、こりゃまた面白い世界だな」
ねずみ男は周りを見回しつつ言った。
「昔の日本みたいで少し違うな」
「そうだね」
鬼太郎はねずみ男のその言葉に頷いた。
「どうも」
「桜が舞って木の建物でな」
「売られているものは日本のものでね」
「道もそうだけれどな」
「どうもね」
これがというのだ。
「違うね」
「微妙にな」
「まあこれ位の違いなら」
ヒデヨシも周りを見回して言った。
「日本に入るかしら」
「それ言ったらそうかな」
ハヤトはヒデヨシに続いた。
「俺の国も」
「ああ、ハヤトの国は日本になるね」
エミリア=ハーミットはハヤトのその言葉に頷いた。
「そして重桜もね」
「やっぱりそうだよな」
「僕もそう思うよ」
「ただ私達の時代とはまた違うわね」
「そうだな」
鬼姫は桃子のその指摘に頷いた。
「何かとな」
「そのことはわかるわ」
「私達の国とも同じものがありますね」
サラも周りを見回して述べた。
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