第一章
[2]次話
子猫とぬいぐるみ
フロリダ在住のサマンサ=スマート ややくすんだ金髪とブラウンの目を持つすらりとした中年女性の彼女は今子猫の声を聞いた、それで休日なので家にいる夫のダードリー黒髪で青い目で穏やかな顔の長身の彼に言った。
「子猫の声が聞こえたわ」
「何処でだい?」
「さっきお庭にいたらね」
その時にとだ、家の中でゲームをしている夫に話した。
「聞こえたの」
「迷い猫かな」
「そうかも知れないわね」
「だったら保護しよう」
夫はすぐにこう答えた。
「そうしよう」
「それじゃあね」
妻も頷いた、そして自分によく似た中学生の娘のバイオレットも読んでそのうえで一家で庭に出て。
子猫を探すと庭の端にいた。
「ミイ」
「この子だな」
夫はその白く顔の上と尻尾が茶色の子猫を見て言った。
「間違いないな」
「そうね、この子ね」
妻もその子猫を見て頷いた。
「周りに兄弟も母親もいないわね」
「首輪をしていないし野良猫だな」
「間違いないわね」
「だったらな」
それならとだ、夫は話した。
「この子を家族にするか」
「子猫一匹だと生きられないしね」
「そうしよう」
「じゃあすぐに病院に連れて行きましょう」
娘も行ってだった。
一家はすぐに子猫を病院に連れて行った、すると。
病気はなく性別は雄だった、それで一家はポニョと名付け家族に迎え入れたがポニョは中々家族に懐かなかった。
それは家の白で一部黒のまだ子猫の雄猫のモフ先住猫の彼にもだった。
懐かなかった、それでだ。
一家はどうしようかと思っていたがそれでも娘が言った。
「おもちゃがあればいいと思ったから」
「それでか」
「それ買ってきたの」
「そうしたの」
両親に緑の恐竜のぬいぐるみを見せて話した。
「この子をね」
「おもちゃがあるとな」
「それで遊んでね」
「幾分落ち着くかも知れないな」
「それじゃあね」
「ええ、この子あげるわ」
ポニョにとだ、こう言って実際にだった。
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