暁 〜小説投稿サイト〜
なんかポケモンの世界に転生したっぽいんだけど質問ある?
第8世代式 育成法って すげー!・2
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そのポケモンが登場したのは、第4世代と呼ばれている『ダイヤモンド・パール』の時だった。元々そのポケモンの進化前の奴からお気に入りだった俺は、そいつが進化できると聞いてずっと楽しみにしていた。そしてそいつを手に入れた時、俺は嬉しくて涙を流しそうだった。進化前よりもパワフルになったその姿に、多彩になった技のレパートリーに、何よりその強さに俺は惚れ込んだ。でんきタイプのポケモンも多数いるが、個人的な好みはこいつがぶっちぎりの1位だ。その証拠に、第4世代から第8世代まで、俺は最初に手に入れたそのポケモンをデータを移行させてずっと使い続けて来たんだ。ぶっちゃけ、最新作がでる度に貰う御三家……最初の三匹よりも圧倒的に思い入れがある。その名はエレキブル、通称『ブルさん』。今では一番付き合いの長い、相棒とも言える存在かもしれん。そんなブルさんだからこそ、一番下っ端の『教育』を任せられる。そう判断した。そんな事より。
『リアルエレキブル、かっけええええぇぇぇぇぇ!』
俺は目の前に現れたリアルのエレキブルにテンションが上がりすぎておかしくなりそうだった。だって10年以上好きだったポケモンがだよ?目の前に現れた上に俺の指示ちゃんと聞いてくれんだよ?もうそれだけでご飯どんぶり三杯は食えるわ。ああもう、めっちゃ写真撮りたい。写真どころか戦ってる姿を動画に収めて鑑賞会したい。と、テンションアゲアゲで呆けていたせいだろう。無視されていると感じたらしいオーダイルが、目の前に現れたエレキブルに向かって爪を横薙ぎに振るった。
「ガルァッ!」
シカトこいてんじゃねぇ、とでも言ったのか、不機嫌そうな唸り声付きで迫る爪を、ブルさんは余裕綽々と言った具合に片手どころか尻から伸びる2本の尻尾の片方で受け止めて見せた。ギョッと驚くオーダイルに、ニヒルに笑うブルさん。いちいちカッコいいなお前は。
「さて、初のリアルポケモンバトル……行ってみますかね」
相手、俺の手持ちだけど。
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