第十七話 冬の入り口その十
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でだけれどね」
「クリスマスよね」
「そう、クリスマスだけれど」
そのクリスマスの話をだ。彼は憂いがないという顔で話した。
「寒いからね」
「そうね。けれどその寒さがね」
「クリスマスの一部でもあるから」
「希望も寒さがいいと思えてのね」
「段々ね。そうなってきてるよ」
笑顔で言う希望だった。
「だから冬でもね」
「そうよね。それじゃあね」
「暖かい服着ていくよ」
「千春もそうするよ」
「千春ちゃんの服って白が多いよね」
「白好きだから」
だからだと。千春も笑顔で答えた。
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