第十七話 冬の入り口その九
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は一学期のそのことも二人、当の二人に言ったのだった。
「そういうことだったのよ」
「で、今それが?」
「私達の名前下げてるっていうの?」
「そう。それで今になって言うのもね」
それもだ。どうかというのだ。
「余計に悪いわよ。今の遠井君にそんなの言ってもね」
「意味ないとか?」
「今のあいつには」
「遠井君、あんないい娘が一緒にいるからね」
二人をちらりと見てから千春を見て。そのうえでの言葉だった。
「もうあんた達が何言ってもね」
「私達が女下げるだけ」
「そうだっていうの」
「そうよ。だからもう言わない方がいいわよ」
今の様にだ。顔を顰めさせて希望について言うのはだというのだ。
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