第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その十四
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「お昼と同じよ」
「そうですか」
「何しろ重桜はセイレーンの力を取り入れていて」
さらにというのだ。
「夜間戦の訓練もよくしてきたから」
「その二つのことからですか」
「ええ、今もね」
夜もというのだ。
「よくね」
「見えるんですね」
「何処に何があるか」
このことがというのだ。
「見えるわ。しかもロイヤルのレーダーもあるから」
「レーダーは凄いな」
「全くだ」
蒼龍と飛龍も言うことだった。
「何処でもよく見える」
「遠くまでな」
「これがあればな」
「まさに鬼に金棒だ」
「そう、レーダーもあるから」
赤城もこう言った。
「余計にね」
「レーダーは偉大な発明ですね」
ケルンもそれは癒えた。
「まさに。ですが」
「それでもなのね」
「重桜の方々は私達よりもセイレーンの力を取り入れていて」
「そして夜間戦の訓練もよ」
赤城が答えた。
「してきたからよ」
「そのお強さですね」
「そうなの」
まさにというのだ。
「これだけ戦えるのよ」
「多くの要素があってですね」
「だから夜もやらせてもらうわ」
今の戦いもというのだ。
「そうさせてもらうわ」
「そうなのね」
「そして貴女達もね」
ケルンにこうも言った。
「お願い出来るわね」
「わかっているわ」
これがケルンの返事だった。
「この戦場にいるから」
「それならね」
「戦わせてもらうわ」
これからもというのだ。
「是非ね」
「それでは」
「ええ、そしてね」
「最後まで戦いましょう」
「皆でね」
夜も誓い合い戦っていった、そして。
クウガは夜の空の端に白いものが見えてきたのを確認した、それで仲間達に対してこう言ったのだった。
「もうすぐ夜が終わるよ」
「もうか」
エンタープライズはクウガのその言葉を聞いて言った。
「早いな」
「早い、だね」
「さっき戦闘に入ったと思ったが」
それがというのだ。
「もうか」
「その考えはいいよ」
「いいのか」
「うん、戦いを長く感じているとね」
それならというのだ。
「それだけ辛い戦いで」
「嫌に思っているからか」
「長く感じているからね」
だからだというのだ。
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