第十七話 冬の入り口その四
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千春からだ。にこりとしてこのことを提案したのだった。
「そうする?」
「そうだね。それじゃあね」
「うん、じゃあね」
二人で言ってだ。そうしてだった。
テスト前に二人で一緒に勉強することも約束した。そのことについて希望はまた言った。
「僕今回は英語がね」
「グラマー?リーダー?」
「グラマーがちょっと自信がないんだ」
「じゃあね」
それならだとだ。千春はすぐに言ってきた。
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