第十七話 冬の入り口その三
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「それは俺達と同じなんだけれどな」
「けれど何であいつ等あんなに充実してるんだよ」
「全然違うじゃねえかよ」
希望と千春は笑顔で話していた。クラスの真ん中にある希望の席で。彼は席替えでそこになったのだ。そしてその右隣に千春がいるのだ。
その希望を見てだ。彼等は言っているのだ。
「俺達なんかな。席もな」
「クラスの一番前だしな」
中央の一番前、最悪の場所である。
「おまけに皆声もかけてこねえ」
「何だよ、これって」
こう話してだ。忌々しげな顔でいた。
希望も千春もその彼等に全く気付かない。そしてだ。
その希望がだ。千春にこう言った。
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