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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第135話
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活動を止めて表の世界で一アーティストとしての活動に専念するつもりとの事だから、リーシャ・マオはかつての自分の件について騒いでほしくないだろうからな。」

「つまり銀の件についての情報を知る者達を制限する事で、銀についての情報漏洩のリスクを少しでも減らす為ですか……」

戸惑いの表情で呟いたエレインの疑問に答えたジンの推測を聞いたサラは疲れた表情で呟いた。



「まあ、そういう訳で”銀”本人であるリーシャ・マオさんは”碧の大樹”消滅を機に”銀”としての稼業を引退してアーティスト稼業に専念する事を特務支援課の皆さんやワジ達にも話しましたから、ワジやケビンの報告で星杯騎士団も”銀”はもはや危険な存在ではない事も把握しているんです。それとこれはワジの勝手な憶測ですが、リーシャ・マオさんが裏稼業から手を引く事を決めた理由の一つは特務支援課のリーダー――――――ロイド・バニングス君の”恋人”の一人になったからというのもあるとの事です。」

「ええっ!?」

「アルカンシェルのあのリーシャ・マオに恋人ができたって……何気にとんでもないスクープじゃないですか!?」

「いや、気にする所は”そこ”じゃないでしょ……」

「つーか、バニングスの”ツレの一人”って言い方をしたって事は、まさかバニングスはシュバルツァーみたいにハーレムを築いているのかよ?」

トマスが口にしたら更なる驚愕の事実に仲間達がそれぞれ驚いている中エリオットとマキアスは驚きの声を上げ、セリーヌは呆れた表情でマキアス二指摘し、ある事に気づいたアッシュはジト目で訊ねた。



「アハハ〜……ワジが面白半分な様子で語った話になるのですが、ロイド君は元々特務支援課のサブリーダーであり、マクダエル元議長の孫娘でもあるエリィ・マクダエルさんと半年前くらいから付き合い始めたとの事ですが、ロイド君はディーター・クロイス政権からクロスベルを解放する前夜にリーシャさんを始めとしたロイド君に想いを寄せている多くの女性達から一斉に告白されて、その中でも一番積極的に攻めていたリーシャさんがロイド君の”2番目の恋人”になったとの事です。あ、ちなみにその告白した女性達の中には”影の国”オリヴァルト殿下達も知り合う事になった特務支援課の一員でもあるティオ・プラトーさんも含まれているとの事ですよ。」

「ふえええっ!?ティ、ティオちゃんも……!?」

「マジかよ……」

「あはは………”影の国”での”庭園”で休憩していた時のおしゃべりでティオちゃん、リウイ陛下やセリカさん達みたいな複数の女性達を侍らせている男性なんかには絶対惚れないみたいな事を言っていましたけど、その過去の自分を否定するような男性であるロイド君と出会って惚れちゃったみたいですね……」

「ほほう……?ならば”
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