第135話
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リオン)の一つである”空の至宝”――――――”輝く環”を破壊した事を七耀教会に問題視されて、それを知ったメンフィル帝国がリベール王国に協力を呼び掛けてリベール王国と共に教会に圧力をかけて彼女を守った事があるのです。」
「ハアッ!?」
「ええっ!?エ、エステルさんが”空の至宝”を!?幾ら”空の女神”の血族とはいえ、一体どうやって”人の身”でありながら”至宝”を………」
エレインの疑問に答えたジンの話を聞いてある事に気づいたセドリックの推測に答えたミュラーの話を聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中セリーヌは困惑の表情で声を上げ、エマは信じられない表情で疑問を口にした。そして当時を知る人物達――――――リベル=アークに乗り込んで最後の決戦にも参加したオリヴァルト皇子達が当時の説明をした。
「え、”英雄王”と一緒に”至宝”を壊したとはいえ、”ブレイサーオブブレイサー”自身も今まで使い魔にした人達のお陰で宿ったその”嵐の剣神”の”神殺し”としての霊力やその時点で”神剣”を持っていたとか無茶苦茶だよ〜!」
「さすがは色々な意味で”非常識”な空の女神の子孫だけはあって、血は争えんな。」
「つーか、俺達がクロスベルで会ったセリカとかいう異世界の”神殺し”だったか?そいつとかつて契約をしていた使い魔連中とエステルが契約した事で混ざったその”神殺し”としての霊力だけで”至宝”を破壊するなんて事ができたんだから、セリカが”本気”で力を振るえば、ヴァリマールやオルディーネ達――――――”騎神”も”瞬殺”されるだろうから、今回の件――――――”巨イナル黄昏”の”元凶”である”黒の騎神”も”瞬殺”できるんじゃねぇのか?」
「間違いなくできるだろうねぇ。改めてメンフィルを含めたディル=リフィーナ勢の戦闘能力のインフレの酷さを思い知ったねぇ。」
オリヴァルト皇子達からかつての出来事――――――リベールの異変でエステルが至宝を破壊した時の話を聞いたミリアムは疲れた表情で声を上げ、ユーシスは呆れた表情で呟き、クロウとアンゼリカはそれぞれ疲れた表情で呟いた。
「まあ、そういう訳でエステルさんは至宝を破壊した件で教会で問題視されたのですが、メンフィルとリベールの圧力、そしてエステルさんが契約している異種族の中には我々聖職者達にとっては”神聖な存在”もいる事から、彼女が”至宝”を破壊した件についてはお咎めなしになったのです。」
「トマス教官達にとっては”神聖な存在”、ですか?その存在とは一体……」
「恐らくですが、エステル様がアンリエット様の相手をさせる為に呼び出した”ニル”と呼ばれた天使族の方なのではないでしょうか?」
「あ……ッ!」
「そういえばあの時エステル殿はアンリエットの対策
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