第135話
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握できていないだけかもしれないのだから、今の所は黒に近い灰色な組織って所でしょうね。」
ミリアムの話を聞いたアッシュが呆れた表情で指摘している中戸惑いの表情で呟いたラウラの言葉に頷いたサラは真剣な表情で呟いた。
「なるほどな………やれやれ、どうやら”ラギール商会”は犯罪組織というよりも裏解決屋に近い存在のようだな。」
「そうですね………連合によって黒月を始めとした共和国の多くの犯罪組織が潰されたとはいえ、裏解決屋には手出ししていませんから、今後は彼ら共々警戒する必要がありそうですね。」
疲れた表情で呟いたジンの言葉に頷いたエレインは複雑そうな表情で呟いた。
「えっと……その、裏解決屋というのは一体どういう存在なのでしょうか?」
「裏解決屋というのは共和国における裏社会の職業の一つでして……彼らの仕事内容は”依頼によって探偵、交渉人、賞金稼ぎと様々な立ち位置になって解決に当たる事です。”」
「ふえっ!?そ、それってエステルお姉ちゃんやアガットさん達と同じ……」
「ああ……その仕事内容だと、俺達”遊撃士”と被っているじゃねぇか。それのどこが裏社会の職業の一つなんだ?」
セドリックの質問に答えたエレインの説明を聞いてある事に気づいたティータは驚きの表情で呟き、アガットは困惑の表情でティータの言葉に頷いた後疑問を口にした。
「裏解決屋と俺達遊撃士と違う点は、””ミラさえ払えば依頼者がどんな立場であろうと依頼を引き受ける事”――――――それこそ、依頼者が犯罪者や猟兵だろうと依頼を引き受ける事からギルドでは絶対に請けないような『表沙汰にできない案件』も解決する点だ。」
「それと裏解決屋は遊撃士協会のような組織ではなく、”個人による開業”ですから、”報酬”は当然彼ら自身が決めた金額になりますので、裏解決屋によっては高額の料金を提示して対応するケースもある事から、遊撃士協会からも問題視されているんです。」
「そ、そんな私達遊撃士のやり方を悪用している存在が共和国にはいるんですか……」
ジンとエレインの話を聞いたアネラスは複雑そうな表情で呟いた。
「色々と気になる事はありますが、これからどうしましょう?今回のエステルさん達の邂逅で、断片的ではありますが”元凶”の存在が判明しましたが……」
「”巨イナル黄昏”の”元凶”――――――”黒の騎神イシュメルガ”ね。」
「ぶっちゃけた話になるけど、その”黒の騎神”をどうにかする事ができれば、幾ら宰相殿達でも戦争の続行を諦めてくれると思うんだけどねぇ。」
「”黒の騎神”
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