暁 〜小説投稿サイト〜
八条学園騒動記
第六百二十六話 皇室と茶道その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「あと名前もです」
「出家した名前ですね」
「はい」
 スターリングに一言で答えた。
「まさに」
「それで利休さんもお茶に親しんで」
「茶道を確立させました」
「そうでしたね」
「そして韓国ですが」
 茶道の起源を言っている国のことを話した。
「あの国はここまで一切関わってないですね」
「日本と中国だけで」
「本当に全くですね」
「当時二国の間にあっても」
「そrでも」
「しかもこの頃ですが」
 日本で茶道が確立された頃はというのだ。
「韓国は李氏朝鮮で」
「ドラマでよく出る時代ですね」
 彰子が言って来た。
「韓国の歴史ドラマで」
「一番題材になる時代ですね」
「韓国の歴史ドラマだと」
「李氏朝鮮は儒学の国でした」
 朱子学それも独自に形成された朝鮮朱子学であった。
「仏教は弾圧されていました」
「今は普通に存在していても」
「前の王朝高麗で盛んでしたが」
 それでもだったのだ。
「あの国は当時は前の政権を全否定していたので」
「今は流石にしていないですね」
「そうですね、ですが」
「そうした考えで」
「仏教もです」
 これもというのだ。
「弾圧したので」
「お茶は仏教から広まったのに」
「その仏教を否定したので」
 その為にというのだ。
「お茶もです」
「飲まれなくなったんですね」
「その為アジアでしたが」
 喫茶、茶を飲む風習の深い文化圏にあったがというのだ。
「お茶はです」
「飲まなかったんですね」
「モンゴルでも飲みますが」
 この国もというのだ。
「ティムールから」
「あのハーンからですね」
「生水を飲むことを禁じましたので」
 ティムール、彼がというのだ。
「飲めば死刑という程に」
「それは厳しいですね」
 彰子はティムールが定めたその法に思わずこう言った。
「それだけで死刑なんて」
「軍隊でのことですが」
「ティムールのですか」
「生水はあたりますので」
「中に雑菌が沢山あるからですね」
「ですから飲むことを厳禁としました」 
 水にあたることを警戒してのことだ。
「だからです」
「そういえば三国志でもあったわ」
 蝉玉はここでも中国人として言った、三国志演義は中国文学の中でもかなり有名なものの一つである。
「南蛮攻めの時に」
「孔明さんのだね」
 スターリングは南蛮と聞いてこう言った。
「孟獲が叛乱を起こして」
「そう、その時にね」
「それで七回捕まえたんだよね」
「七回逃がしてね」
「もう孔明さんの知略が冴え渡っていたね」
「何度も捕まる孟獲も凄かったけれど」
 その好対象が人気の話でもある。
「まあその捕まる中で」
「五つの毒泉があって」
「そこのお水を飲んだらね」
「死ぬんだったね」
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ