第二百十六話 王国の終焉その六
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「帝国の統治システムにな」
「王国も組み入れますね」
「今旧騎士団領もそうしてるしな」
それでというのだ。
「後はな」
「そうしてですね」
「連合王国との戦に入るな」
「湖峡を越えて」
「上陸だよ」
「そちらは芳直君がやってくれているから」
剛は微笑んで言った。
「だからね」
「ああ、楽にだよな」
「上陸出来るよ」
そうだというのだ。
「もうね」
「そうだよな」
「ドーバーを渡れるよ」
「それでブリテン島に上陸出来るな」
「あとアイルランド島も」
連合王国のこちらの領土の方にもというのだ。
「上陸出来るよ」
「あちらにもか」
「連合王国は水軍が強かったけれど」
「島国だからな」
「周りは湖だから」
それでというのだ。
「だからね」
「水軍が強いけれどな」
「芳直君がその水軍を破って」
そうしてというのだ。
「連合王国の制湖権を奪って」
「こっちのものにしたからな」
「だからね」
「湖を渡れるな」
「これでね」
「じゃあかなり楽だな」
連合王国との戦いはとだ、久志も言った。
「そうだな」
「あそこを攻めるには湖がどうか」
「渡れてな」
「そしてね」
「渡った後補給をどうするか」
「そこが肝心だから」
剛は久志に話した。
「制湖権を確保していると」
「あそことの戦いは楽だな」
「だからドーバーを渡って」
「湖峡を守りながら」
「戦おうね」
「そうだな、それで一番重要な港は」
湖を渡りそしてそこの制湖権を確保する為のそれはというのだ、言うまでもなくその際船が必要だからだ。
「カレーだな」
「そう、あそこに船も物資も集めて」
「進軍と補給をしていくか」
「そうしていこうね」
「ああ、じゃあまずは戦後処理だ」
王国とのそれをと言ってだった。
久志はパリに入りそうしてだった。
そこで諸王の復位と王国の王の地位の約束をしてだった。
そのうえで王国領も帝国に組み込み法も官僚機構も導入することにした、その後は官僚達に任せてだった。
久志は次は連合王国との戦に入った、それでカレーに入り芳直と彼が率いる水軍とも合流してだった。
連合王国との戦の用意に入った、ここで芳直は言った。
「準備は順調だ」
「湖を渡るそれはか」
「もうな、だが相手も馬鹿じゃない」
連合王国の方はというのだ。
「湖を奪われてもまだ陸地がある」
「領土がな」
「それで水際でだ」
「俺達を迎え撃つつもりか」
「それで軍を集結させてだ」
「湖峡の向こう岸にか」
「地雷を置いたり上陸を邪魔する障害物もだ」
「置いてか」
「渡らせない様にしている」
そうだというのだ。
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